🍀【緩和ケア】
何度目の介護認定だろう 元気が良すぎて通らなかったっけ ずっと昔のよう -12時半- 息つく間もなくやってきたのは介護認定のメンバー。 地域でいつもお世話になっているケアマネジャーさんと 調査員の女性の方、そしてソーシャルワーカーさん。 今パパち…
どんなに残酷なことを言われても 信じないよ -お昼 12時前- 新しい介護ベッドに横たわり 点滴も注入量を増やしてもらったパパちゃん ようやくすやすやと眠り出した。 バタバタと人の出入りも慌ただしい中 帰ろうとしない義父母。 「今日はすみません、わざ…
辛く苦しい 長い、長い夜 -真夜中- 先生につけてもらった点滴のおかげで 楽になった、と言っていたパパちゃん。 でもそれは始めだけで 夜が更けるにつれ、効かなくなっていった。 「おい、ちょっと薬増やしてもらえんか」 看護師さんに言われた手順で 薬の…
ついこの間告げられた「余命3か月」 まだ、まだ1か月しか経ってないよ -午後4時- 色んな書類に目を通し、説明を受けながらサインをした。 そして先生から小さな声で告げられたのは 『状態としてはかなり厳しいです。 左の肺はもう機能していません。 癌の…
時間が飛ぶように過ぎていく -2020年 皐月- にぎやかだったゴールデンウイークが明けた。 途中病院からステロイドを増量してもらったものの 歩行はさらに厳しくなり 金曜日 下痢がひどくなり、普段服用している漢方もSTOP 土曜日 夜間の咳がひどくあまり眠…
ありのまま なすがまま 風のように生きる 自由な人 -2020年 ゴールデンウイーク最終- 夜、隣で横になりながら、いろんな話をする。 ゴールデンウイークに お姉ちゃんたちが来てくれたこと 従兄家族が来てくれたこと なんだかんだで嬉しかったのだろう …
ひと目、元気な顔を 言葉を交わし 笑顔をかわし あの時間を忘れない -2020年 ゴールデンウイーク- お出かけもままならぬ中 みんながパパちゃんに会いに来てくれた 長女は朝早くから来て パパちゃんの好きなものを作ってくれた でも感染リスクには超過敏な…
樋口了一さんの【手紙】はもちろん有名で ずっと前に知ってはいた。 元の歌詞はポルトガル語で作者は不詳。 日本語で訳詞と曲を付けたものと聞いていた。 だけどその意味を本当に理解するようになったのは パパちゃんの癌が再発してからだった。 【手紙~親…
歩けること こんな当たり前のことが 出来なくなって改めて思う もう一度 元気に歩かせてあげたい -2020年 皐月- ゴールデンウイーク。 絶好のお天気日和なれど コロナのせいで総国民自宅待機 www.hikaru-ko.xyz 病院での輸血の効果はイマイチで ほとんど状…
いつも笑顔で 優しさがいっぱい まぶしいひまわりのようで 静かな朝顔のような人 -2020年 皐月- ご飯も量を減らしてはいたが、ちゃんと食べ、 お風呂も一人で入り 夕食の時はみんなとおしゃべりをして たわいもない事を言って 笑って 毎日が過ぎていった。…
「もう一度元気になりたいなぁ」 「普通に歩きたいなぁ」 私につかまるほっそりとした腕 -2020年 皐月- 緩和ケアの外来受診の時に やはりきつさが取れないため 輸血をしてみよう、ということになった。 手術や緊急時でなくても 輸血ってできるんだ ちょっ…
嵐のような毎日から 静かな日々に それでも 駆け足で過ぎていく -2020年 卯月- 家と仕事と子どもたちとパパちゃんと そして義実家の対応 戦争のような日々だったが ”仕事”が消えただけで、毎日がガラリと変わった。 時間的な余裕が、心の余裕につながった…
やっぱり家がいいよね さぁ、帰ろう -2020年 卯月- 病院で食事と点滴による回復を勧められ 入院していたパパちゃんでしたが 「帰りたい」コールが頻発 www.hikaru-ko.xyz 今まで何度も入退院を繰り返す中で 一度もそんなことを言ったことはなかったのに 馴…
笑っているから 大丈夫って思ってしまう 心配かけまいと 強がっていたのだろうか -2020年 卯月- 抗がん剤治療ができなくなり 緩和ケアを考えたときに この先の体調や症状について 色々と調べることが増えた。 本来ならば 癌治療のスタートの時に 緩和ケア…
今まで出来ていたことが 段々とできなくなって めんどくさがり屋さんに なっちゃったねえ -2020年 卯月- いつもキレイ好きなパパちゃん (ないのに)髪のセットは怠らないw お風呂が大好き そしてお風呂上りは ご愛用のブラバスで決まり✨ ひげが伸びてい…
最後のひと時を 静かに 穏やかに 願うことはただそれだけ -2020年 卯月- 斎場については、以前より頭にあった。 パパちゃんの、というよりも自分のために。 母が亡くなってから ”死”というものを身近に考えるようになっていた。 パパちゃんの肺転移を告げ…
パパちゃんが入院中の今 何ができるのか 何をすべきなのか それが残酷なことでも -2020年 卯月- パパちゃんが入院している間にも すべきことはたくさんあった。 お部屋の片づけ これは後々しておいて本当に良かった。 www.hikaru-ko.xyz 時間の概念は 正直…
病院だと安心できる 先生が看護師さんがいてくださる 家と病院との上手なバランスで 患者さんも家族も楽になれる -2020年 卯月- 体調が思わしくなくなったパパちゃんは ひとまず緩和ケア病棟へ入院することになった www.hikaru-ko.xyz www.hikaru-ko.xyz …
胃がんになり 肺転移になって 緩和ケアを知った あの頃に戻りたいと 何度も願う 私がブログを書き始めたのは パパちゃんと緩和ケアセンターへ行った直後のことです いろいろなことが日々目まぐるしく過ぎていく中で あまりにも【癌】というものに対して無知…
外出にも 病院へ行くことにも 細心の注意を 外は危険がいっぱい -2020年 卯月- 外は春の日差しがあふれ お出かけにはもってこいの日々 だがコロナの危険度も増していく中 パパちゃんを釣りに連れていく事に なかなか踏み出せずにいた 緩和ケアの病院へは …
これまでの道のりを悔やむよりも これからの未来を考えよう パパちゃんにとっての最善の道を -2020年 卯月- セカンドオピニオンを受け 緩和ケアの説明を受けてから 詳細を長女にも連絡した。 病院については悩みどころでもあったが スタッフをはじめ、説明…
癌と闘う人の苦しみは、計り知れない ”緩和ケア”という場所で 患者さんや家族が 少しでも安らげますように -2020年 4月8日 続きのつづきのつづき- 病院の雰囲気、看護師さんたちの応対、 何より担当医の人柄。 こんなにたくさんのスタッフが パパちゃんの…
闘うことも大切だけど 心のケアはもっと大切 本人にとって 一番よりよい道を -2020年 4月8日 続きのつづき- この日は大忙し。 セカンドオピニオンの後、ランチを取って 次に向かうは緩和ケアを有する病院。 家から近い事も考え、候補を2か所に絞った。 一…
生きることはむずかしい それと同じくらい 最期の時を考えることも 難しい -2020年 卯月- パパちゃんの癌に転移が見つかってから いろんな事を考えた 治療や薬はもちろん 最期の時をどうするのか 母との別れが早かったこともあるのだと思う どこかで冷静に…
胃がなくなっても、ご飯が食べられる それだけでも すばらしいこと -2020年 4月8日 続き- セカンドオピニオンを終え、会計を待つ間 私も次女も言葉が出なかった。 おそらく、同じことを考えていたのだろうと思う。 この半年以上続けてきた 抗がん剤治療は…
セカンドオピニオンを受けて 初めて見えてきた真実 怒りと悔しさと、後悔 -2020年 4月8日- 大学病院でのセカンドオピニオン当日。 途中で次女と合流し、病院へ向かった。 コロナがじわじわと脅威を増す中 不特定多数の人が密集する病院は怖かった。 私だけ…
コロナはこわい でも病院は行かねば なんとか危険を回避して -2020年 卯月- 電話でのセカンドオピニオンを終えて 内容は姉たちへも伝えた。 また地元で心臓をメインに診てもらっている先生に ちょうど私の胃腸の内服薬をもらいに行った際に パパちゃんの相…
初めて受けるセカンドオピニオン なんとか、パパちゃんを助ける方法を知りたい -2020年 4月4日- 事前にメットライフ生命から送られてきた病院の資料と ホームページを参考に 病院や院長先生のことは見ていた。 今は大学病院からご自身開業のクリニックに移…
セカンドオピニオンと緩和ケアの予約まで2週間 何か他にできることは -2020年 4月4日- セカンドオピニオンと緩和ケアの予約を 入れてもらってから 時間を見つけては、色々と調べまくった。 持病もあったパパちゃんは、 入院や手術もなく安定した時期に ”審…
治療に対して いろんな意見を聞けるセカンドオピニオンは重要 治療を始める際にするべきだった 自分の愚かさを悔いる 病院が終わってから パパちゃんとご飯を食べに行った。 検査があるので、お昼を抜いていたのと 気分転換をしたかった。 ファミリーレスト…