癌と共に~フーテンのパパちゃん~

大好きな父が癌になりました。クジラを見に行く日を夢見て🌈

🍀【緩和ケア】

胃がん~緩和ケアと在宅医療~

治療に専念したいのに 余計な雑音が 多すぎる -2020年 3月25日 続きのつづき- それからほどなくして、看護師さんに別室に呼ばれた。 病院のソーシャルワーカーという女性の方から 緩和ケアについての説明を受けた。 緩和ケア病棟を有する病院は 県内で5か所…

胃がん~抗がん剤治療のあと~

医者への失望と怒りの中 次にすべきことは何? 冷静に 自分に言いきかせる -2020年 3月25日 続き- 待合室に戻ってからも 憤りがおさまらなかった。 そして、当のパパちゃんは 検査から時間もかかっていたので くたびれてもいた。 「さっき先生が言われたの、…

胃がん~迷走~

長らく更新が途絶えてしまい、 申し訳ありません。 1年前を振り返りつつ 現在進行形のいろんな事柄を どうまとめていこうか、分からなくなりまして リアルタイムのほうが もちろんその時の感情も表現しやすいわけで でも時系列のほうが分かりやすいかも・・…

胃がん~医師との相性の問題?~

再発率が高いことは分かっていた 落胆と動揺が混在する私達 事情が呑み込めず いつもと変わらないパパちゃん -2019年 7月2日- 姉達へ再発の件と 病院での対応を相談せねば。 パパちゃんがいる前では あまり話ができない。 おそらく良くわかっていない。 再発…

在宅看護~外来受診~

退院後初の外来 寒かった空気が初夏に変わっていた -2020年 4月下旬- やはりしんどさは変わらず。 病院のロータリーでパパちゃんだけを降ろし 駐車場に停めた後急ぎ院内へ。 午後から仕事が休みだった一番上の姉が 病院へ来てくれた。 車いすに乗って待合…

緩和ケア~退職、そしてお迎え~

とんとん拍子に退職の日に。 心から、ありがとう。 -2020年 4月下旬- 会社のはからいで あっという間に退職の日を迎えた。 パパちゃんの病状が告げられてからは 引き継ぎが大変にならないよう、調整はしていたので あまりトラブルもなく順調だった。 社長…

緩和ケア~勘違い?~

よほど帰りたいのだろう 退院日が分からなくなっている -2020年 4月中旬- パパちゃんの退院日が病院からつげられ、 ちょうどその日が私の退職日になった。 良かった。 パパちゃんには面会できないため 毎日電話で話をしている。 2日後には、迎えに行くよと…

緩和ケア~決断~

違う。 パパちゃんの病気が理由じゃない。 自分の気持ちにはちゃんと向き合わなくちゃ。 -2020年 4月中旬- 色々と悩んで ずっとずっと考えた。 違うな。 パパちゃんが末期で 世話をしなければいけない、というのが 本当の理由ではない。 そこは ごちゃ混ぜに…

緩和ケア~帰りたい~

3日も会わないなんてことは 初めてだったかもしれない ベッドの上のパパちゃんが 小さく見える -2020年 4月中旬- パパちゃんが帰りたいコールを入れて数時間後 看護師さんからも電話があった。 「本人さんが帰りたいと強く言われてます。 先生とお話しで…

緩和ケア~会えない~

会えないことが 不安をかきたてる -2020年 4月中旬- パパちゃんが入院してから コロナ対策で面会に行けないため 毎日電話を入れていた。 電話口の声は元気そうで、 翌日からお風呂にも入り 入院して少しは安定したかな、と思っていた。 今までは 入院しても…

緩和ケア~ハコリョーシカ~

何でもかんでも 大事にとってある。 私のヤバい成績表まで(;´・ω・) -2020年 4月中旬- パパちゃんが入院中の今 お部屋を少し片付けることにした。 昨年末から調子がわるくなり 布団も敷きっぱなしの毎日になってしまっていた。 お布団はお日様にあてて 部屋は…

緩和ケア~不安~

何度も何度も 同じことを問う 不安でいっぱいだよね -2020年 4月中旬- 今度入った緩和ケアの病棟は 体調が悪いときにすぐに入院ができる。 また体調が戻れば、自宅に帰れる。 緊急時でも受け入れてもらえるのは パパちゃんにとっても 私たち家族にとっても …

緩和ケア~快適な病室~

病院なのに 居心地の良い空間 -2020年 4月中旬- 前回、緩和ケアや病院の説明の際 先生からも、病室はとても過ごしやすいからね とは聞いていた。 今までが総合病院での入院経験しかなく しかも 心臓やがん、心不全等の緊急時か手術の時しか 入院はしたことが…

緩和ケア~初入院~

体力の低下 よし、病院へ行こう -2020年 4月中旬- ちょっと話が行ったり来たりになりますが 現在のお話 今日、パパちゃんが緩和ケア病棟に入院した。 本来ならば来週 心臓の経過観察で 総合病院で検査を受けるはずだった でもずっと体調があまりよくなく 検…

体力の衰え~桜の木の下で~

満開の桜を見上げて 一緒に見れることを 当たり前だとおもっていた -2019年 4月- 我が家から少し離れたところに 公園がある アスレチックの遊具が豊富で 子どもが小さい時はよく行っていた。 駐車場横の広場が、アスレチックの遊具とテニスコート 階段を上る…

余命~告げるべきか~

頭ではわかっていても口にしたくなかった 2020年 4月- 始めて行った緩和ケアの病院で 「余命3ヶ月」と伝えられた。 その日の夜、父ともう一度話をした。今日行った病院は「緩和ケア」専門だから 癌治療の病院ではないことお薬の投薬もまだ出来るけど 体力の…

余命~奇跡を信じて~

「3か月」 その具体的な数字は あまりにも短すぎた -2020年 4月- 父と姉と初めて行った緩和ケアセンター。 コロナの影響で、行く先で検温と消毒は必須。 面会室には担当のドクターと看護師、臨床心理士と呼ばれる方。 終始和やかで、温かい雰囲気に気持ちも…

癌であること

はじめまして 癌に負けず頑張る父と 私たち家族の日々をつづります。 どうぞよろしくお願いいたします。 -2020年 春- 私には大好きな父がいます。 ずんぐりむっくりで 不思議の国のアリスに出てくる たまご(ハンプティダンプティ)みたいな。 カッコよくは…