癌と共に~フーテンのパパちゃん~

大好きな父が癌になりました。クジラを見に行く日を夢見て。

緩和ケア~不安~

何度も何度も

同じことを問う

 

不安でいっぱいだよね

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-2020年 4月中旬-

 

今度入った緩和ケアの病棟は

体調が悪いときにすぐに入院ができる。

 

また体調が戻れば、自宅に帰れる。

 

 

緊急時でも受け入れてもらえるのは

パパちゃんにとっても

私たち家族にとっても

安心のパスポートだ。

 

 

今までは総合病院だったので

待ち時間がとにかく長く、辛そうだった。

 

腫瘍内科に至っては

予約をしてあるのに

1時間半以上、毎回待たされた。

 

他の患者さんも

皆待合室で、ぐったりとまっている。

 

医者も

診察もそこそこに

パパちゃんの話をゆっくり聞こうともしなかった。

私たち家族が何か質問しても

とても不機嫌そうにイライラされるので

あまり聞きたいことも聞ける雰囲気ではなかった。

 

 

緩和ケアの病院は

もちろん抗がん剤治療をする所ではないから

病院としての趣旨も違う。

 

でも病気の説明や、治療内容を説明することは

病院としてはどこも必要だと思う。

 

M病院は、先生から違った。

 

 

前回来れなかった長女にも

病院や先生たちを、知っておいてほしかった。

 

待合室で待ってる間も

他の患者さんへの対応に、先生が出てこられてきた。

 

かがんで患者さんと同じ目線で

手をさすり、肩をたたきながら

柔らかく話しかける先生を見て

長女もびっくりしていた。

 

先生や病院への信頼がなければ

この先の治療、待ち受ける未来への気持ちは

相当辛いものがある。

 

 

この病院なら、大丈夫。

その気持ちを姉にもわかってもらいたかった。

 

 

父は実感がないようで

病院へ向かう間も

待合室で待つ間も

「ここはどこね」と何度も聞いてきた。

 

今までの病院は、

自分で運転もして行った事も何度もあり

覚えがあるのだろうが

今度のM病院は、なじみがないため

実感がわかないのだ。

 

 

入院が決まり、病室へ入ることになったときも

今はコロナ対策で

家族の入室も制限されているらしく。

 

パパちゃんがお部屋に行った時も

姉たちは待合室で待機していたらしい。

 

だがその後看護師さんがこっそり呼びに来られて

ご本人がとても不安がっているので

今回だけ特例でお部屋に入ってもOKです、と言われたそうだ。

 

 

姉たちが部屋へ行き、

パパちゃんへ再度ゆっくり説明すると

ようやく安心したもよう。

 

その後着替えを持ってきた私も部屋へ通してもらい、

実際にパパちゃんが過ごすところが見れたので

ホッとした。

 

 

夕食がちょうど来た。

量は少なめだが、盛り付けもきれいにしてあり

病院食っぽくないのも、ありがたかった。

 

また希望があれば

お部屋でアロマもしてもらえる。

 

いいな♪

 

 

点滴をしばらく打って

体調を上げることを目標に

しばらく入院することになった。

 

 

だがやはりこのご時世。

以後、面会は一切できないということで

着替え等も看護師さん経由で渡すことになった。

 

もちろん、状態が悪いときなどは別だが。

 

 

今は体調をあげること

またパパちゃんを含め

他の患者さんや、病院のスタッフの方々を守ることが

最優先なので、当面はガマン。

 

次女がパパちゃんの好きなジュースをたくさん買ってくれ

冷蔵庫をいっぱいにして

パパちゃんとしばしのお別れ。

 

大丈夫、大丈夫。

 

ご飯をしっかり食べて、ゆっくり休んで

はやくおうちに帰ろうね。