パパちゃんの中で
孫もいつまでも幼いまま
もうおじいちゃんの背を追い越しているよ
-2020年 4月下旬-
しばらく姉の子どもがうちへ泊っていた。
学校も部活も休み。
暇で暇で仕方がない。
今は私も休みで家に居るので
数日お泊りになった。
一番歳下になるのだが
中学校でぐんぐん背が伸び
気づけばうちの子より大きくなっていた。
男の子の成長スピードは著しい。
普段部活がとても忙しく
なかなか会う機会もないため
パパちゃんは大きくなった孫が
今いちピンとこないようで。
不思議そうに顔をみては
「大きくなったなぁ。誰か分からん」を
何度も繰り返した。
小さな小さなイメージがあるのだろう。
そのたびに照れ笑いしていたが
あまりに繰り返すので苦笑いになっていた。
歳もあるのだろうが
さっき言ったこと
約束の日時などが
どうしても覚えきれない。
なるだけ新聞やカレンダーで
「今日は○○日だね」と
意識して話しかけるようにした。
まあ、私も今日が何日かよくわからなくなるけど・・・
繰り返し繰り返し聞かれることも
以前ならイライラしていたことだろう。
でも今は穏やかに聞けるようになった。
仕事をやめ
時間的に、精神的にゆとりができたことが
大きいことに改めて気づかされる。
子ども達は
何も言わなくても
パパちゃんを気遣ってくれているのが嬉しかった。
取りたてて優しくする、というのではないが
きつそうにしていたり
移動するとき、お風呂に入るとき
気にかけてくれているのが分かる。
男の子らしい優しさだ。
孫は全員男だ。
娘がいないので華やかさにはちと欠ける(笑)
それでも
男の子が側にいてくれるのは
私としても心強かった。