釣れるわ、釣れるわ
お魚の宝石箱や~🐡🐡🐡
翌日全身筋肉痛w
☝実際そのときの釣果です♪
-2018年 8月31日-
7時前に自宅を出発し、車を走らせること1時間半。
桟橋ではすでに漁師さんが待っていてくれていた。
優しそうなおっちゃん2人組。
家から持ってきたクーラーボックスをみて
「それだけ?足りない、足りない」
と笑いながら、船長さん所有の発砲スチロールを貸してくれた。
どんだけ釣れるんだ・・・?
ここで無慈悲にも主人1人を沖に残し
私とパパちゃん、子ども2人だけ
船に乗り込み、いざ出航!
竿も、活きエビの入ったバケツも
船長さんが1人分づつ準備してくれる。
エビの入ったバケツをじっと見ながら
「これ食べれそう・・・」とつぶやくパパちゃん。
「食べれなくはないけど、美味しくないよ」と笑う船長さん。
釣り方をレクチャーしながら1時間近く船を走らせた。
「いいかな・・・よし。どうぞ~」
言われた通りにリールを一度海底まで沈めてから、少し浮かせて、待つ。
待つ。
待つ。
待つ。
・・・来ない。
あれ???
周りを見ても、誰も釣れていない。
船首を見ると、船長さんたちはテグスで
じゃんじゃか釣っている。
魚がいないわけではない。
ワレワレガヘタナノダ。
必然的に「誰が一番に釣るか」という雰囲気に。
みんな必死だ。
譲歩したわけでもなく
そこは年の功
パパちゃんが1匹目の真鯛をゲットした!!!
「うわぁ~」と大興奮の様子。
結構な大きさだった。
笑顔100パーセント。
これが見たかった(n*´ω`*n)
そこからは、私と次男も釣れはじめ、
徐々にコツがつかめてきた。
なかなか釣れない長男が気になる。
『がんばれ、がんばれ』と
心の中で応援しながらしばらくすると
一度に2匹ゲット!
大喜びだ。
しばらくしてから、また船を走らせて、釣る。
途中餌の活きエビも追加し放題だ。
これを繰り返しながら
鯛、スズキ、ガラカブ、イラ、
とにかく釣りまくった。
船の中のいけす?みたいなとこに入れて行くのだが
船長さんが釣った魚のほうが多い気がした。
途中へたっぴな私たちは
糸を絡ませたり、根がかりしたりするのだが
そのたびに船長さんたちが
すぐに飛んできて助けてくれる。
私や子どもたちはうまく魚の口から
針を外せなかったりするのだが
それもニコニコしながらやってくれる。
申し訳ないほど、至れり尽くせりだった。
終盤、私が釣り上げた魚をみて
「それアコウだよ!すごいねぇ、高級魚だよ」
と教えてくれた。
嬉しくてついついドヤ顔になってしまうw
心配していたトイレも
気づけば釣ることに夢中で、
オムツをしていることさえ、忘れていた(笑)
あっという間の時間だった。
最後いけすの中の魚を、1匹づつ神経締めして
氷をたくさん入れたクーラーボックスや
発砲スチロールにどんどん入れて行く。
あまりに入れてくれるので
船長さん達も持って行ってくれるよう、お願いした。
うちら4人より船長さんたちのほうが
絶対釣ってるって・・・(;^ω^)
陸につくと、主人が出迎えてくれて
あまりの釣果に唖然としていた。
船長さんに何度もお礼を言い、記念に写真も撮った。
直に連絡をくれたら、いつでも船を出すよ、と
直通の連絡先も教えてもらった。
本当に素敵な人たちだった。
この船長さん達には、後日写真入りのはがきでお礼を伝え、
それからも懇意にさせてもらっている。
パパちゃんも
こんなに釣ったことは今までないと、大喜びだった。
また、いつもは道具から準備等
パパちゃんがすべて1人でしていたので
今回何もせずにいれたのも
かなり楽だったようだ。
釣った魚は旅館に預けたものの、
チェックインまでは入れないため
それまでドライブして時間をつぶすことに。
これでかなりパパちゃんがバテてしまった。
無理もない。
退院してまだ1ヶ月足らず。
5時間も船の上で、それだけでもかなり体力を使っているのだから。
軽く昼食を取り、お土産を見たりと時間をつぶし、
数時間後ようやくチェックイン。
とりあえずみんなお風呂に入った。
温泉ではないが、アメニティも種類が多く、ゆっくりと寛げた。
上がった後は作務衣に着替え、
パパちゃんには布団を敷いて
ひとまず休んでもらった。
夕食の時間。
パパちゃんに行こうと声をかけると
「俺は疲れたから、休んどく。
皆で行っておいで」と行こうとしない。
一瞬迷ったが、
パパちゃんの体の事も、女将には伝えていた事もあり
半ば強引に宴会場に連れて行った。
渋々、孫に手を引かれついてきた。
個室ではないが、仕切りがしてあり十分だった。
テーブルを見た子ども達から歓声が上がった。
それこそ活き作りが並び、見たこともないお刺身の大漁祭りだった。
今日みんなで釣った魚も並んでいた。
私が釣った”アコウ”もモチロンいた♪
また、生魚が苦手なパパちゃんのために
別にしゃぶしゃぶが用意されてあった。
他にも天ぷらにしてあったり、海老に変更してあるもの、
タコ飯をおかゆに変更して用意してあるご配慮に、
頭が下がる思いだった。
パパちゃんのテンションが一気に上がった⤴
笑顔になり、みんなで乾杯をした。
中居さんが来て写真も撮ってくださった。
その時の最高の笑顔が、忘れられない。
普段は食べないお魚もしゃぶしゃぶで
他も少しづつだが、いろんなものを食べた。
最後「(夕食に)来るときは本当にきつかったけど、
来てよかった。元気がでた」と嬉しそうに言ってくれた。
刺身が大好物の主人も子ども達も
もう食べきれないほどの量だった。
他にもいろいろ種類がありすぎるのだ。
一番お安いプランでこのごちそうとは、驚くばかりだ。
お腹がはちきれんばかりに一杯になり
お部屋に戻ると
みんな早起きして頑張ったこともあり
早々に眠ってしまった。
翌朝。
昨夜食べきれなかった、大きな鯛の塩焼きを朝食で出しなおしてもらった。
これがまた美味しく、長男がきれいに完食していた。
残ったお魚もまだまだあり、
女将さんが丁寧に氷を入れなおしてくださっていた。
お礼を言い、一路自宅へと戻った。
さすがにあまりの魚の量に
義実家にもおすそ分けしたが、
ひとまず喜ばれたので、安心した。
その日も魚の塩焼きとガラカブの味噌汁だったが
やはり美味しかった。
パパちゃんはリクエストで漬物のセット。
これはこれで、嬉しそうだ。
パパちゃんが釣り上げた時の写真をカレンダーにして
お部屋に飾った。
いつもこれを見ながら
「すごかったー」
「あんなに釣れるもんなんだな」
「いやぁ、あんなに釣れるんなら、また行きたいよなぁ」
何度も、話した。
これがパパちゃんの元気を取り戻す目標になるとは
この時は思いもしていなかった。