パパちゃんはお出かけが大好き。
車に乗ってどこまでも。
小さいころから
助手席は私の特等席だった。
-2019年 4月-
春になり、歩いてのお散歩も時々するようになった。
脚力は大事だ。
歩けないと、すぐに体は弱ってしまう。
だが心臓も悪いパパちゃんは、あまりムリもできない。
なのでお散歩のときは、
携帯用の椅子を持参していた。
なんせ周りが、見渡す限り何もない。
畑か田んぼかビニールハウス・・・
疲れた時は、よっこらしょ、と休憩。
そして出かけるときは、必ず家に居るものに
「ちょっと行ってくる」とちゃんと声をかけていた。
心配するのが分かっているから。
大して用もないけど
ぶらぶらするのが好きなパパちゃんは
ホームセンターや100円ショップを廻り
レンタルビデオを借りて、軽くご飯を食べて帰ってくる。
それでも年齢もあり、運転も心配になってきたため
お出かけ範囲も、なるだけ近場にしてもらっていた。
桜が美しい季節になり、お花見にも行った。
小さいころから、二人で出かけることが多かった。
小学校の時は、よく銭湯周りをしていた。
以前はそんなに規制もなく
私も気にしていなかったので
一緒に平気で男湯に入っていたものだ(;^ω^)
中学、高校生になっても
二人で買い物や本屋、ドライブにも行っていた。
いわゆる”反抗期”というものが
父曰く「お前は1日しかなかった」と
よく笑って言っていた。
「もうしゃべらない!!!」と言っても
おしゃべりな私は1日と持たなかったらしい。
・・・うちの長男も似ているな・・・
結婚してからは、子どもを連れて
コスモスの時期には動物園に行き、
部活動の合宿先の下見や、家族で行くキャンプの下見も
父を連れて行っていた。
私が「あそこ行きたい」「次はここ」というのを
黙ってついてきてくれ、疲れたら運転してくれる。
一緒に居てラクだし、楽しかった。
元気な時に
歩けるうちに
もっともっと
色んな所を
二人で廻りたかった
カナダのナイアガラの滝
グランドキャニオン
本場のフラメンコを見にスペインへ
行こう、て話してたのにな
一人で夢みるのは、つまんないよ