辛くてもきつくても
少しでも改善の兆しがあるのであれば
お薬は必要
治療以外の選択肢を
もっとわかりやすく
もっと安心して受けられるように
-2019年 8月7日-
抗がん剤治療は、
通常2週間投薬、そしてお休みが1~2週間で
1クールと説明を受けていた。
病院へ行く時、かーなーり渋々になっていた。
抗がん剤の治療がきついのだ。
血液検査の結果、数値も少し平常値に戻っていた。
ただ相変わらずひどい貧血状態。
胃を全摘すると食べ物からは鉄分が取れないため
ある意味仕方がないのだが。
心臓の薬と一緒に鉄剤は処方されていた。
先生から「どうです?」と聞かれ
「薬を止めたら楽になった!」と言うパパちゃん。
先生は「そりゃそうですよ」とだけ冷たく返事をする。
一応、「再開はどうしますか」とは聞いてくれた。
めっちゃイヤそうなパパちゃんだが
「うかつなことは言うたらでけん」と
事前に私達から言われてるので
「んー」とだけ返事。
それじゃあ、今回は少し薬を減らして
1週間様子をみましょう、ということになった。
薬が減ると聞いてパアッと顔が明るくなるパパちゃん。
でも1週間後に来てと言われ一気にブル-に。
なんと分かりやすい。
TS-1【20㎎】を朝1錠、夜1錠の1日2錠になった。
「朝から1錠なら大丈夫!今回は1週間だし!」と
どうにかなだめすかし、病院を後にした。
以降、これから薬の量が戻ることは、なかった。
それでも TS-1を飲んでいれば
癌は抑えられると、信じていた。
病院へ行った次の日、父が亡くなる夢を見た。
ただ亡くなっても全く変わらない様子で、
病院内をうろちょろしている、という
アホみたいな設定でw
医者からは(腫瘍内科の担当医ではなかった)
「もう脈は止まっているんですが、
ご本人気づかれてないみたいなんで、
しばらくこのままでいいですよ」と
リアルだったらホラーだ(;゚Д゚)
あまりにショックだったため姉達に話すと
「パパらしいね~」とのんびりした返事がきて
ホッとしている自分がいた。