癌と共に~フーテンのパパちゃん~

大好きな父が癌になりました。クジラを見に行く日を夢見て。

胃がん~パパちゃん、故郷に帰る~

生まれ育った街には

思い出がいっぱい

 

パパちゃんの小さい頃

見てみたい

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-2019年 9月28日-

 

本当はお彼岸にお参りしたかったのだが

この年はちょうど台風がきてしまい

1週間遅れだが、ご先祖様へ会いに行った。

 

パパちゃんの実家は車で1時間半ほど。

 

従兄に連絡をとり、納骨堂の前で待ち合わせをした。

 

なかなかに暑い日だった。

 

従兄に会うのも久しぶりで。

全然変わってない(*´ω`*)

 

パパちゃん方の親戚は

みんなニコニコしてて、とてつもなく優しい。

 

怒ったり、人の事を悪く言わない。

すごくマジメで、でも面白い。

空気から違う。

ほわほわしてる(笑)

 

仏さまとお釈迦さまもと天使とマリアさまと・・・

なんかとにかく全部合わせたくらい

みんないい人。

 

パパちゃんだけでなく、私も姉達も

気難しかった母も

パパちゃんの実家に行くのが

楽しみで仕方なかった。

 

パパちゃんの一番上のお兄さんも心臓が悪く

かなり早くに亡くなった。

その後叔母さんが、女で一人で

子ども3人を育て上げ、大学まで行かせた。

母の鏡のような人だった。

 

その叔母さんも亡くなり、

パパの縁者は、

東京に住む2番目のお兄さんだけになった。

 

この納骨堂には、

パパちゃんの両親とお兄さん、お義姉さんが

眠っている。

 

従兄が一人で守ってくれている。

 

感謝だ。

 

お参りした後、一緒にお昼ご飯を食べに行った。

 

胃がんで、胃を全摘出したことを話していたが、

ご飯はパクパク食べれるので、驚いていた( ゚Д゚)

 

普段はここで帰るのだが、

珍しくパパちゃんが家に寄りたいと言った。

 

従兄も「散らかってるけど、いいよ」

ということで寄らせてもらった。

 

本当に散らかっていた(笑)

 

男の一人暮らしだから、まぁそうだろうな・・・

 

焼酎の空のボトルがオブジェのように並んでいた。

 

「これは今度気合入れて、片付けにこなんね」

とパパちゃんと笑いながら、話した。

 

パパちゃんのお父さんと、お母さんと、

お兄さんとお義姉さんの写真が

優しい顔でパパちゃんを見つめていた。

 

その後、パパちゃんが寄りたいところがいくつかあった。

 

現役で営業の仕事をしていた時に

地元で長くお付き合いをしていたお客さん達だ。

 

お仕事を引退するとき、挨拶の機会がなく

そのままになっていたのを

ずっと気にしていた。

 

1軒目。

美容室で、パパちゃんのお客さんでもあり

またたくさんのお客さんを紹介してくれた恩人でもある。

 

10年以上前になる。

覚えていてくれてるだろうか。

 

ドキドキしながら訪ねると

一瞬ぽかんとした表情の後、

「わぁー!!!ビックリしたよー。

元気してたの-!」

と満開の笑顔で迎えてくださった。

 

美人じゃん( *´艸`)

 

ちょうどお客さんが来ていないこともあり

お茶を頂きながら昔話に花が咲き

2時間近く話し込んでしまった。

 

パパちゃんもすごく嬉しそうで

また美容室の方も、久々の再開を喜んでくれていた。

 

記念に、二人の写真を撮って

お礼を言って失礼した。

 

それから3件ほど、駆け足でなじみのお店を訪ねた。

 

パパちゃんが現役の時より、

10キロ以上痩せて雰囲気が変わっていることもあるのだろう。

 

お会いして、一瞬目をぱちくりさせるのだが

すぐに皆さん分かって、喜んでくれた。

 

「良かった、元気な顔を見れて」

「またいつでも遊びに出てきてよ」

皆さんに優しい言葉を、たくさんかけて頂いた。

 

少々くたびれた様子だったが

気がかりだったことが一つ解決して

ホッとしているようだった。

 

 

 

 

パパちゃんの最後の里帰りだった。