パパちゃんだけの目印を探さなくっちゃ。
-2020年 文月-
初盆の準備で提灯はOK。
だが白提灯がナイ。
地域性か、あまり取り扱いがないとのこと。
家紋入りの提灯を
ご先祖様が迷わないように
飾るのが一般的らしい。
パパちゃんは運転がとても得意で
道にはとても詳しかった。
迷子にはならんと思うけど
でもパパちゃんだけの目印は
創ってあげたかった。
それに
義実家に言われた
「お父さんはこっちの家の人間」
と言われたのがずっと引っかかっていて
《パパちゃんはパパちゃん
おたくの家の人ではナイ》
というのを表したかった。
パパちゃんだったら
「なーん、気にするな」
と一笑に付すだろう。
でも私はパパちゃんに関してだけは
絶対に妥協したくなかった。
かといって家紋入りの提灯は
なんだかしっくりこない気もして。
まあ、なんというか
古いありきたりな形式に
とらわれる人ではなかったから。
「初盆」「家紋」でひたすら検索。
すると
ハーバリウムの創作提灯とやらを見っけ。
天然の花や葉で出来たハーバリウムで
底面からLEDで発光するという。
小さいのもあるが
少し大きいサイズだと
家紋が入ったカバーもつくらしい。
これだ!
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色々な柄のカバ-があったが
桜にきめた。
パパちゃんが溺愛していた猫の名前が
『さくら』だったから( *´艸`)
パパちゃんが喜ぶだろう。
パパちゃんちの家紋はとてもめずらしい。
こんなの
《重ね枡》というらしい。
次男が見て
「召喚呪文の柄みたい・・・」(笑)
長男の初節句の際
鯉のぼりは主人の実家から、
私の実家から《矢旗》を贈る習わしらしく
かなりテンパったのを覚えている。
・・・うちに家紋なんかあるのだろうか・・・
そもそも矢旗って知らんがな(;´・ω・)
※鯉のぼりと一緒にパタパタしてるやつで
名前旗ともいう(田舎でしかお目にかからないと思う)
ナイわけないだろうが
もうその頃母は他界していたため
パパちゃんに尋ねたが
「家紋・・・さぁ・・・
ないんじゃない?」
あああやっぱり(´;ω;`)
こういう時
パパちゃんはまったくもって
アテにならない💦
こらヤバイ、と模索していたが
数日後、パパちゃんから
「あったばい♪」と連絡が。
パパちゃんの実家のお義姉さんに尋ねたところ
「分かるよ~」とのこと。
さすがおばちゃん❤
こと私の嫁ぎ先は色々とうるさく
パパちゃんなりに私の立場を心配して
相談してくれたらしい。
ありがとパパちゃん。
早速型紙?みたいなのを取ってきてくれ
それを持って染物屋さんみたいにところに依頼しに行った。
そんなことがあり
我が家に家紋が実在する事実は知っていた(笑)
確か、どっかに・・・
とキレイにしまい込んでいる矢旗を引っ張り出し
家紋を再確認。
写真を添付して、創作提灯をオーダーした。
世界に1つだけの
パパちゃんの家紋入りハーバリウム提灯!
出来上がりがこちら。
LEDがまばゆいぜ。
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