癌と共に~フーテンのパパちゃん~

大好きな父が癌になりました。クジラを見に行く日を夢見て。

初盆~サヨナラ、またね~

あっという間に過ぎたお盆の日々

 

少しはゆっくりできただろうか

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-2020年 8月16日-

 

無事パパちゃんの初盆も終わった。

 

地域によって違うのだろうが

ご先祖様が出発するのは

15日か16日らしい。

 

皆と夕ご飯を食べて

それから向こうの世へ帰っていく。

 

次女が少しでもこっちに居てもらおうよ、

というので

16日の夜に送り火を焚くことにした。

 

久々の家は寛げただろうか。

 

大好きなものは喜んでくれただろうか。

 

49日忌を目安に

色々なパパちゃんのものは片付けてはいた。

 

あまり故人のものを残しすぎても

本人の気持ちが残りすぎてしまうので

あまりよくないらしい。

 

それでも

パパちゃんの下着などは

帰ってきた時用に

ひとそろえだけ残しておいた。

 

パパちゃんは

とてもとても

ちんちくりんだ。

 

身長は低いのだが、首回りとかは太い。

でも手足が短い。

不思議の国のアリスでいう

ハンプティダンプティ(たまごの)みたい。

 

なのでサイズの合う服がなかなかなく

探すのにいつも苦労した。

 

こんなちんちくりんのパパちゃんだが

声だけはめっちゃ渋い。

 

カッコいいのだ。

 

なので

初めに声だけ聴いて

実際会うと

「あれっ・・・えーと・・・」

となるらしい(笑)

 

ただ恵比寿さんのようにも見えるので

警戒心を持たせない。

 

主人の親戚の人達からは

「仏さんのようだ」と

良く言われた。

 

決して怒らないパパちゃんは

大抵のワガママは聞いてくれた。

 

私が小学生くらいの時は

もう姉達が中高生ということもあり

家に遊び相手がいなかった。

 

パパちゃんがいつも遊び相手だった。

 

夏休み、毎週土曜日は

夜市に行った。

かき氷を食べ、ヨーヨーを釣っては遊ぶ私を

ニコニコしながら連れて回ってくれた。

 

動物園にも、毎週のように行っていた。

私はもっぱら

敷地内にある乗り物が目当てだったのだが。

 

デパートや、買い物に行った覚えはない。

 

当時みんなが持っていた

お人形のセットや、ゲームなども

いいなぁとは思うが

我が家は買えないしな、という

子どもなりのあきらめもあったのだと思う。

 

それでも

パパちゃんに連れて行ってもらったいろんな風景は

今でも私の心の中に残っている。

 

家族で行った

山や川も

車の中に布団を敷いて寝ながら行ったことも

海辺で姉達とした花火も

 

全部全部

大切な思い出だ。

 

 

今は身軽になった身体で

あちこちに釣りに行っているのだろうか

 

そんなことを思いながら

姉と子ども達と

玄関先で送り火をともした。

 

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またね、パパちゃん。

 

寄り道しちゃ、だめよ(*´ω`*)