令和のカウントダウン
パパちゃんとの
最期のお正月
-2019年 大晦日-
満身創痍で迎えた大晦日。
今日は仕事も15時までにしてもらった。
もう限界。ほんと限界。
1日前に退院したパパちゃんが
待つ我が家へと猛ダッシュで帰る。
例年我が家は、義実家へ年末の挨拶に行くのが習わし。
この日主人は夜勤で不在。
子ども達と先に挨拶だけは済ませてもらった。
ものすごくイヤそうなパパちゃんを
「家に上がらなくていいから」
「今日行けば正月はパスしていいから」
となんとかなだめ義実家へ。
ここ数日パパちゃんが入院していたのは
恐らくバレているだろうと予測し
先手で体調が万全でないことを伝えた。
すると
「入院していたの?知らなかったわ!!!」
あちゃ~失敗💦
それでもめげずに
「ええ。退院したばっかりなので、あまり無理もできないので。
今日はすみませんが、玄関先で失礼します。
お正月も無理させたくないので、新年会は欠席でお願いします」
すると
「ムリして来なくてもいいのに。
バカじゃないのー」
・・・それは思いやっての言葉なんだよねえ???
思いもよらぬジャブを受けながらも
平静さを保ちつつ
「じゃ、そういうことで。
良いお年をお迎えください」
とっとと義実家を後にした。
天罰くだれ(# ゚Д゚)
般若のようになる私の横で
「これで正月行かなくていいんだよな。
お前よくやったよ。助かった-」
と安堵の表情のパパちゃん。
くうぅ
不出来な娘で申し訳ない。
気を取り直し
明日姉の家で新年会となったため
一足早く子ども達だけ連れていくことに。
パパちゃんも連れて行く案も出たが
自分のとこが
ゆっくり休めるだろうということで
今回はパス。
子ども達だけ送り、帰りにちょっと奮発して
鰻やらの入ったお弁当を買って帰った。
お風呂も済ませ
紅白を見ながら二人でゆっくり夕食タイム。
毎年主人の義兄がなぜか大晦日の晩に
飲みにやってくる。
こっちはヘトヘトだというのに。
なのでゆっくりできない。
パパちゃんも気を使って部屋から出てこず
一人過ごすのが通年だった。
そんなパパちゃんと二人で
ゆっくり年越しなんて
独身以来だ!
めちゃめちゃ楽しかった。
普段は見ない紅白を見て
「あれは誰だ」「これは知ってる」とか
ワイワイ言いながら
ジャニーズのライブも一緒に見てるうちに
あっという間に12時になった。
3、2、1・・・明けましておめでとう~!!!
「おめでとう。心配ばっかりかけるなぁ。
一つ、ヨロシク」
「おめでとう。正月明けたら(たぶん)仕事おちつくからね。
そしたらゆっくりどっか行こう」
翌日は姉の家に行き、一緒に新年の挨拶も廻った。
私は結婚してから、一度も行けなかったが
この時初めて行くことができた。
パパちゃんとの年越し
新年のご挨拶詣で
結婚してから1度もできなかったことが
できる嬉しさに
テンションが上がりながらも
なぜか
湧いてきた不安な気持ちと
いやな予感を
考えないようにした。