癌と共に~フーテンのパパちゃん~

大好きな父が癌になりました。クジラを見に行く日を夢見て。

胃がん~電話で受けるセカンドオピニオン~

初めて受けるセカンドオピニオン

 

なんとか、パパちゃんを助ける方法を知りたい

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-2020年 4月4日-

事前にメットライフ生命から送られてきた病院の資料と

ホームページを参考に

病院や院長先生のことは見ていた。

 

今は大学病院からご自身開業のクリニックに移られているとのこと。

 

大丈夫かな

ちゃんとお話し落ち着いて聞けるかな

・・・またあんな腫瘍内科みたいな先生だったら・・・

 

いろんな不安を抱えながら

送った資料の原本とメモを手に2階で電話を待った。

 

 

約束の5分前。

メットライフ生命のサービスセンターから電話があり

確認後、先生に3者間通話でつなぐといわれた。

 

少しして

「初めまして、セカンドオピニオンを担当します

院長の○○です」

ゆっくりと、優しそうな声が聞こえてきた。

 

緊張しながらも挨拶をし、セカンドオピニオンを引き受けてくださったお礼を伝えた。

 

いえいえ、と言われながら

「最初に、実際のお体の状態を診ていないのと

CT画像等の病院のデータがありませんので、

今回送っていただいた資料を確認した上でわかる範囲、

私の意見を述べさせていただきますね」

と前置きされた。

 

『まず、心筋梗塞の既往歴がありますね。

ステント(冠動脈を広げる金属の筒みたいなもの)をいくつも入れており

ずっと薬を服用していることからも

通常の抗がん剤治療は血管を傷つけやすいため

《TS-1》を使う治療は間違っていなかったでしょう。

 

ただ処方された《TS-1》は胃がんでは効果が高い反面、

継続しないと効果がないものです。

休み休み服用するのであれば、治療の効果はないばかりか

体にとってはマイナスになります。

 

また強力な利尿剤が2種類出されていることからも

腹水がたまっている⇒癌性腹膜炎を起こしている可能性も高い

 

肺に転移ということは

血液にのって癌細胞は廻るため

症状が出ていないだけで

おそらく全身に癌が廻っている状態でしょう。

 

癌細胞が体のエネルギーを奪うので、とてつもなくきつい状態のはず。

 

癌の治療としては、医学的には限界かと思われます。

 

かかっておられた○○病院は、県の癌治療では一番優れている病院です。

治療薬自体、また投薬の中止は適正でしょう。

 

今の医療は専門医が担当して治療にあたります。

以前のように主治医がトータルで診る医療ではないため

外科であれば手術を

内科であれば薬を

腫瘍内科であれば患者さんでなく癌しかみていないのが実情です。

 

心臓も悪い中、ここまでよく頑張られたと思います。

 

ご家族の気持ちも分かりますが

ご本人が苦しまないようにしてあげたほうがいいかと考えます。』

 

資料を見ながらか、時折パラパラと音が聞こえ

でも丁寧にゆっくりと、先生としての見解を述べてくださった。

 

あれこれ聞いては、それに対して回答されるような感じで

当初約束していた30分、みっちりお相手していただけた。

 

 

結果、新しい治療法もなく打つ手なしの状況は変わらなかったが

諦めと納得のような気持ちが芽生えたのも、事実だった。

 

何より、初めてお医者様からキチンと説明をしてもらったような気がした。

 

今までの担当医からは

心臓が悪いから~といったことや、利尿剤についても

一言も説明すらなかった。

 

☝こんなことは、説明されなくては到底わかるものではない。

 

説明する必要すらないと思われたのだろうか。

 

だが聞いていて引っかかったのが

抗がん剤治療の薬はともかく

連続投与でないと意味がない、ということ。

ここは重ねて確認した。

元々抗がん剤治療としては弱いこともあり

継続することに薬としての意味がある。

それを間隔をあけて投薬していたら効果がないらしい。

 

もちろんきついといったのはパパちゃんだ。

 

だが「じゃ、お休みしますか」と言って薬を止めたのは担当医だ。

そして「きついなら、やめます?」とすぐに言う医者だった。

その際に、継続しないと効果がないなんて1度も説明なんてなかった。

 

 

 

抗がん剤治療の意味があったのか

 

きつい思いをさせただけじゃなかったのか

 

 

半年以上の治療自体に果たして意味があったのか

頭の中をグルグル疑念が渦巻いていた。

 

だがそれに対しては、セカンドオピニオンの先生からは

明確な回答は得られなかった。

 

それも仕方ないだろう。

よその病院の医者のやり方を否定できるはずもなく。

 

あくまで、別の意見、治療の見解を述べるところだから。

 

 

それ以上を追求する気にはなれず

それでも終始丁寧に対応いただき、

聞いたことには細かく説明いただけたことには

心から感謝した。

 

何よりこの病院へ

もし車で行くのであれば10時間以上かかる遠方だ。

 

コロナの真っただ中、リスクを避けねばならない中

電話で対応いただけるのは、本当にありがたかった。

 

しかも無料で(これ大事)

 

もちろん病院側にデータを請求する方法もできる(時間かかるけど)

実際に会って頂くことも可能だ。

だが私としては、電話で受けた今回のセカンドオピニオン

十分に満足だった。

今までの主治医は何だったんだろうかとさえ思えた。

 

また一つにはこの後に大学病院でのセカンドオピニオンがあるから。

 

いろんな医師の、考え方や治療のあり方を聞けるのはとても大事だ。

 

 

 

もっと早くにしておけばよかった

 

 


種ナシで皮ごと食べられるのはGood!

 

 


酒の肴にもなりそう(^^♪