癌と共に~フーテンのパパちゃん~

大好きな父が癌になりました。クジラを見に行く日を夢見て。

胃がん~緩和ケアは安心の場所~

癌と闘う人の苦しみは、計り知れない

 

”緩和ケア”という場所で

患者さんや家族が

少しでも安らげますように

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-2020年 4月8日 続きのつづきのつづき-

病院の雰囲気、看護師さんたちの応対、

何より担当医の人柄。

 

こんなにたくさんのスタッフが

パパちゃんのために、

万全の態勢で受け入れようとしてくれている。

その気持ちが有難かった。

 

もっと早くにここに来ればよかった

 

また、臨床心理士の先生が

なんとパパちゃんの心臓クリップ手術の際の

担当女医さんのご主人だった!!!

 

もう、びっくり。

運命を感じた(笑)

 

ここでも同じく

コロナのため病棟を見学はできなかったが

いつでも入院は大丈夫、と言われほっとした。

 

担当医から、余命を告げられた時に

私の方から終末期の医療方法について、お尋ねをした。

 

「あの、ちょっと言いづらいんですが・・・

もしもの時、延命措置を取らないことはできますか。

リビングウィルも書いていないんですが」

担当医も、看護師さんも、静かにうなずかれ

 先生から「癌での緩和ケアについては、事前に医療チームと

確認が取れていれば、大丈夫です。」

と言われた。

 

こんなこと、話したくはない

 

でも避けては、通れない

 

一番大事なことだから

信頼できる先生たちに、お任せするしかない

 

「本人は、おそらく良くわかっていません。

そんなに時間がないことも。

できうる限り、父らしく過ごさせてあげたいんです」

 

先生も、看護師さんも

優しくうん、うん、と聞いて下さるのが

何よりありがたかった。

 

「出来れば釣りに連れて行ってあげたいんですが」

という申し出にも

「いいですよ。できれば早めがいいかもです。

あとはコロナ次第ですね」

 

やはり体力が落ちているので

コロナの感染には注意が必要だった。

 

そしてここで、在宅医療についても説明があった。

 

病院からの往診ではなく、

別の在宅専門の医療機関と連携をしているとのこと。

 

利用の場合は、事前にそちらの医療機関にも

申し込みが必要とのことだった。

 

今になって思えば、パパちゃんの体調を考えれば

在宅医療にしておいた方がよかったのだと思う。

 

だが、義実家に知られることを何より懸念するあまり

在宅医療をすぐに断ってしまった。

 

もっと検討するべきだった。

 

それでも

この病院にたどり着いたこと

先生や看護師さん、臨床心理士さんたちに出会えたことは

パパちゃんにとっても

私たち家族にとっても

何よりの幸運だった