癌と共に~フーテンのパパちゃん~

大好きな父が癌になりました。クジラを見に行く日を夢見て。

胃がん~本当に必要なもの~

最後のひと時を

 

静かに

穏やかに

 

願うことはただそれだけ

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-2020年 卯月-

斎場については、以前より頭にあった。

パパちゃんの、というよりも自分のために。

 

母が亡くなってから

”死”というものを身近に考えるようになっていた。

 

パパちゃんの肺転移を告げられてから

いくつかネットで資料を取り寄せてはいたが

やはり見る気にはなれず、そのまま放置していた。

 

改めて目を通す。

 

・・・高い(;´・ω・)・・・

 

近親者だけで見送る『家族葬』でと考えていたが

会場・祭壇などが小規模になるだけで

正直、かかる費用は一般葬と

あまり変わらないというのが

正直な感想だった。

 

そんなものなのか???

 

葬儀全体にかかる費用は

全国平均で119万1,900円で

2015年からは横ばい状態

引用元:「いい葬儀」お葬式に関する全国調査

 

そして参列者が少ない分、香典などがなくなるため

ハッキリ言って費用の負担があがる。

 

不思議なもので

葬儀に対する希望は年々、簡素化の傾向にある。

 

 

『あまりお金をかけずに』

『大げさにせずに身内だけで静かに』

 

以前は当たり前だった形式が

今見直されつつある。

 

そしてそれは

このコロナ禍の中

さらに変わりつつあった。

 

 

時間を見つけては、斎場に直接伺い

会場・控室の下見、

こちらの希望に沿っての見積もり、

飲食の提供内容、

とにかく見て廻った。

 

その中でも重視したのは

金額はもちろんのこと

会場の雰囲気とスタッフの応対、

そして一番は親族の控室だった。

 

 

コロナの今、葬儀に関しては

近親者だけで行うのが

最善だということ

 

また母の時

あまりに慌ただしく

偲ぶ時間もなかったこと

 

そして普段生活を共にしている私と違い

姉たちにとっては

パパちゃんと一緒に過ごせる

大切な時間であること

 

・・・最後の時パパちゃんと過ごすのは

私たち子どもと、孫たちだけでいい。

 

大きな会場や

豪華な祭壇はそんなに重要ではない。

 

旅立つ人と残された者が

ゆっくりと気兼ねなく過ごせる場所が必要だった。

 

だが見積もりの時点で

思った以上に金額が高かった。

 

一つ一つを確認してい中で

もともとセットになっているものを再確認する。

後々追加になっていくのも困るが

骨壺が高価なものであったり

棺が最高級のものだったり

 

それ、本当に必要(;'∀')???

 

特に無くなってしまうものなので

私としてはあまり重要視はしていなかった。

 

棺はパパちゃんなら

DIYでもよいとか言いそうだ

(いやできんけど💦)

 

骨壺も、ひとまず納めるところだし

最後は散骨でと、考えていた。

 

祭壇も、パパちゃんがまず菊が好きではない。

お花はほしいけれど、今風の飾りつけがいいな。

 

 

なんだかんだを

一つ一つ整理していって

必要なものを選んでいく事で

 

斎場を決めていく事にした