癌と共に~フーテンのパパちゃん~

大好きな父が癌になりました。クジラを見に行く日を夢見て。

胃がんからの在宅看護~パパとおむつと私~

いつも笑顔で

優しさがいっぱい

 

まぶしいひまわりのようで

静かな朝顔のような人

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-2020年 皐月-

ご飯も量を減らしてはいたが、ちゃんと食べ、

お風呂も一人で入り

 

夕食の時はみんなとおしゃべりをして

 

たわいもない事を言って

笑って

 

毎日が過ぎていった。

 

 

だが動きが日増しにゆっくりになっていき

トイレに間に合わないことが増えてきた。

 

パパちゃんは心臓での入院の時から

術後なるだけおむつを着用してください、

と言われた時でさえも

「(死んでも)ヤダね!」と大和田常務ばりに拒否っていた。

 

看護師さんに頼むのも、気が引けるのと

ど―してもイヤだったらしい。

 

だが私がダッシュで買い物に行ってる

わずかな時間でさえ、ガマンできなくなっていた。

 

「ごめん、汚してしまった」と

しょぼんとしたパパちゃん。

 

パンツくらい、全然かまわないのに

 

そんな風に言わせてしまうのが苦しくて

 

「慌てちゃうと危ないから、一応ってカンジで

おむつ、はいとく?」となるだけ気軽に聞いてみた。

 

すると「うん。はいとこかね」と返事が来た

 

その素直な気持ちが

とてつもなく哀しかった

 

『こどもに負担をかけたくない』

その気持ちだけだったと、思う

 

でもそれで逆に不安が解消できるなら

いいのかもしれない

 

ひとまず、ドラッグストアへ走った。

 

大人用紙おむつを探すと

・・・種類が多すぎてよくわからない。

 

歩ける軽い人用から

寝たきり用の吸収率が高いものまで

 

(男性のおしっこ用なんてのもあったが

私はその時分からず💦

それはけっこう便利だと思います)

 


店員さんに聞きながら、

パンツタイプで薄型のものを選び

ひとまずかごに入れた。

 


 

ん?なんだろう

すごくすごくイヤな予感がする💧

 

かごをそのままにして

店内を歩き回った。

 

すると店内に入ってくる義親を発見!

Σ(゚Д゚;≡;゚д゚)

なんてこったい。普段は来ないのに・・・

 

遠くのドラッグストアへ行くのは時間がかかるため

近くのお店にしたのがマズかった。

 

絶対見つかるわけにはいかない。

 

選んだおむつを見られた日には

「え?どうして?おむつ使うほど悪いの???」

とズケズケ聞いてくること100%間違いナシだ。

 

どうしよう

レジに行くのは危険度が高い

 

そう考えながらお菓子コーナーをうろついていたら

肩をたたかれ振り向いたら義父。

 

チーン

 

「来とったね!あらカゴは持ってないのか」

仕方ないので適当に話を合わせ

彼らが店を出るまで適当にウロウロすることにした。

 

アホらしいがこれは必須だ

 

今大切なことは

出来る限りパパちゃんの気持ちを軽くすること

安心してストレスなく過ごしてもらうこと

 

 

そのためにも

義親とは距離を置かねばならぬ

 

 

もう絶対に

パパちゃんを傷つけさせない

 

たとえもめようと

ケンカになろうと

 

パパちゃんを守ることが何よりも大事だった