癌と共に~フーテンのパパちゃん~

大好きな父が癌になりました。クジラを見に行く日を夢見て🌈

胃がんから初の在宅医療

在宅医療はもっと

ハードルが高いものだと思っていた

 

素晴らしい先生とスタッフに

出会えた事への感謝と

 

もっと早くにしておけばよかったという後悔

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-午後3時-

それから間もなくして来てくださったのは

院長先生と2名の看護師さん。

 

あれっと1番に思ったのが

病院名とか何も記載していない普通の軽自動車に

これまた白衣とかではない

ポロシャツを着られている。

 

パッと見、医師と看護師には見えない。

あえて分からないようにしてあるのだろう。

 

それだったらもっと早くに

お願いすればよかった・・・

 

先生は優しい男性の医師で

物腰も柔らかく明るい方で、パパちゃんと雑談を交わしながらも

テキパキと看護師さんに指示を出されている。

 

ひととおり診察した後、まず言われたのが

「こんなせんべい布団ではいけません!」

 

Σ(゚д゚lll)ガーン

あ、やっぱり・・・・

気にはなっていたものの、

パパちゃんからはこのままでいいと言われ💦

 

あわわ、と慌てる私に看護師さんが

介護保険を使ってベッドを手配しましょう。

寝返りを自動でうってくれるものがありますから、

それが体には楽かもしれないですね」と。

 

そこで地域の包括支援センターの担当さんに連絡を入れ、

事情を説明するとすぐ手配に動いてくれた。

 

この方は心臓や癌での入退院、リハビリの際も

連絡をくれたり自宅まで会いに来てくださったりと

マメにパパちゃんを見てくれていた方だ。

 

癌が転移していたこと、余命を告げられたことも伝えていた。

なので多くを言わずともすぐに察してくた。

 

ありがたい。

 

福祉用具のレンタル会社からは

明後日の午後には介護用ベッド

搬入できると連絡があった。

こちらは介護保険にて。

一度分かりました、と返事をした後再度連絡があり

「店舗ではなく事務所保管のものが1台ありました!

自分一人での設置なので時間はかかりますが

それでよければ明日の午前中に来れます!」

と言って頂いた。

「家も、分かります。同じ校区ですから」と。

なんという偶然😊

お言葉に甘えることにした。

 

またパパちゃんは現在”要支援1級”のため

併せて介護保険の区分変更のため

調査員が明日来られることとなった。

 

一方先生とパパちゃんは

好きな釣りの話で盛り上がっていた🐡

お話が上手だ。

「だいぶきつかったですね。

少し楽になれる点滴しますからね」

と携帯用の点滴を付けてくださった。

 

すごい、携帯用とかあるんだ・・・・

 

レシーバーくらいの?大きさで、

重さは少々あるが、ベッドにも括り付けられる。

また移動の際は体にかけられるようにベルトもついていて

とても、コンパクト。

 

新しいもの好きのパパちゃんが

面白そうに見てる(笑)

 

この時に投与されたのは

痛みの緩和である モルヒネ 

鎮静作用のある ミダゾラム 

 

投与されてからは「楽になった」と

 

うとうとはするものの、意識も会話もはっきりしていた。

 

看護師さんから点滴の説明を受け、

自動的に注入される仕組みだけれども

痛みや苦しさが強い時は

注入速度が倍になるボタンを示して

30分間隔で、何回押してもいいのでと言われた。

 

こわいよ

そんなボタンおしたくないよ

 

顔が固まる私に

「大丈夫、通常は自動注入になっているし

不安な時は夜中でも電話してください」

と優しく言ってくださり、ちょっと安堵。

 

先生から在宅医療の書類で必要なものがあるので、

とリビングへの移動を促された。

 

そこで在宅医療を受ける際の説明。

在宅医療といっても

訪問看護とどうも分かれているようで。

訪問診療と訪問看護の違い

訪問診療とは、週に1回や月に2回などと曜日などを固定し決まった日に施設や自宅などを訪問し、定期診療を行うことをいいます。日頃の健康状態をチェックしたり、内服を処方したり、定期的な検査を行ったりします。医師と看護師のペアで行くことが多いですが、施設等の場合、施設に看護師が在中している場合などは医師のみで行く場合もあります。

訪問看護は、訪問看護ステーションより看護師等が療養を必要とする方の自宅または施設に訪問することを言います。簡単にいうと定期的に医師が診察に行くか、看護師等が訪問しケアするかということになります。

引用:健康診断ドットコム

5分でわかる訪問看護とは|サービスの目的・対象者・費用などをくわしく解説 - 健康診断ドットコム

ややこしや

 

しかもこれまた介護保険医療保険は別ときた。

どちらを使うかによって1回の利用時間や

1か月の利用回数に制限がある。

 

●サービスを受ける際に優先される保険は?
訪問看護訪問介護、訪問診療、往診、居宅療養管理指導。

これら5つは、利用者が自宅で受けられるサービスです。

なかでも、訪問介護、居宅療養管理指導は介護サービスなので、

介護保険が適用されるものです。

また、訪問診療、往診は医療サービスなので、医療保険が適用されます。

訪問看護だけは、介護保険医療保険のどちらでも利用できるサービスです。

もし、利用者が介護保険医療保険の両方に加入していた場合、

どちらの保険が優先されるのでしょうか?

この場合、原則として利用者が要介護認定を受けていれば、介護保険が優先されます。介護保険に加入していても、まだ要介護認定を受けていなければ、医療保険が優先されます。

つまり、要介護認定を受けているかどうかで、介護保険医療保険のどちらが優先されるかが決まるのです。

例外もあります。厚生労働省が定める特掲診療料の施設基準等別表第7号に掲げる疾病等者と、急性増悪等で特別訪問看護指示書が出ている人は、要介護認定を受けていても、医療保険が優先されます。

引用:保険チャンネル

介護保険と医療保険の違いを教えて!訪問看護で優先されるのはどちらの保険? | リクルート運営の【保険チャンネル】

 

もちょい分かりやすくならんのか。

 

また一応料金表なるものがあった。

 

訪問看護医療保険として

標準時間1時間30分 超過した場合は@2,000/時間

土日・祝日・年末年始は別料金 @3,000/時間

交通費 片道2Kmまでは無料、2~5Kmが@300、5Km以上は@500

そして死後の処置(エンゼルケア)10,000

 

また訪問看護基本療養費、訪問看護管理療養費というのがあり

週での利用数、訪問回数、訪問時間帯、ターミナルケア療養費

等々細かく分かれている。

 

Σ(゚Д゚;≡;゚д゚)

どうしよう、よくわからん💦

 

すると「医療保険が使えますから、心配ないですよ」と言われ

「あくまで概算ですが・・・」と

訪問看護自己負担額明細書》(医療保険ご利用)

というものを渡された。

 

  • 基本療養費(週3日目まで) @5,550 × 9回 =  49,950
  • 管理療養費    訪問初日 7,440 × 1回 = 7,440
  •   〃            2日目以降 3,000 × 8回 =  24,000
  • 24時間対応体制費(月1回)6,400 × 1回 = 6,400
  • 特別管理費(重症度の高いもの)5,000× 1回 =    5,000

しめて¥92,790( ゚Д゚)!!!

ここから 医療保険1割負担となり ⇒ ¥9,279

それに交通費@500×9回=4,500を加算して

¥13,779/月

 

医療保険、ありがとう・・・・

パパちゃんの場合は医療保険適用となるようだ。

 

高額療養費も適用されるらしい。

 

だが以前から思っていたのだが

あれ、月をまたぐとダメなのが解せなくて。

そんなこと言っても、急な入退院とか

出来ない場合もあるわけで。

月ごとに計算ってのは、どうにかならんのかな・・・

 

そう思いながら、先生の説明は続いた。