よほど帰りたいのだろう
退院日が分からなくなっている
-2020年 4月中旬-
パパちゃんの退院日が病院からつげられ、
ちょうどその日が私の退職日になった。
良かった。
パパちゃんには面会できないため
毎日電話で話をしている。
2日後には、迎えに行くよと話していたが、
今日仕事中姉から電話が。
「パパちゃんが今日退院日だから、ってきかない」
えぇー!さっき話したばっかりなのに(;'∀')
そんなに帰りたいのか・・・
ちょうど姉が休みだったため、病院まで行ってくれ
外から病室の窓に向かって手を振って
電話で話したらしい。
看護師さんからも説明してもらい、
どうにか納得。
もうちょっと待たんかーい(笑)
後で聞いたところによると
こうしてまで来てくれた事が
ものすごく嬉しかった様子。
こういった優しさは
次女ならではだ。
その後会社の下に来てると、またまた姉から電話が。
なんだ?と思いながら行くと
急に辞めることになってしまったお詫びに
会社へお菓子を持ってきてくれていた。
「辞めるのは大変だけど、
あんたがパパちゃんの側にいてくれるのは、
本当に良かった」
姉の素直な気持ちだった。
その気持ちや、思いやりが嬉しかった。
その日の夕方、チームでミーティングがあり
最後に明日辞めることをみんなに伝えた。
上層部以外は知らなかったので
みんな「え」と唖然としていたが
パパちゃんの通院等も知っていたため
皆快く納得してくれた。
一緒に仕事をしてきた後輩の子が
ぼろぼろ涙をこぼしてる姿に胸が痛くなる。
頼りない先輩で、ごめんね。
みんなと一緒に仕事ができて
楽しかったよ。