2020-04-01から1ヶ月間の記事一覧
私生まれも育ちも葛飾柴又・・・ これを見るとお正月を思い出す -2020年 4月下旬- 退院してから なるだけ朝昼晩と メリハリある生活を心がけた。 体がきついため どうしても横になりがちだが 昼間に眠りすぎると、夜が眠れなくなってしまう。 またあまり寝て…
パパちゃんの中で 孫もいつまでも幼いまま もうおじいちゃんの背を追い越しているよ -2020年 4月下旬- しばらく姉の子どもがうちへ泊っていた。 学校も部活も休み。 暇で暇で仕方がない。 今は私も休みで家に居るので 数日お泊りになった。 一番歳下になるの…
気分転換も大事 姉と一緒に過ごせることも 楽しみな時間 -2020年 4月下旬- 退院してからパパちゃんが どうしても行きたいとこリストに 床屋があった。 パパちゃんは ほとんどつるつるだ。 昔から。 出家してると言っても通じるほど つるっつるだ。 でも身だ…
価値観の相違 生き方の相違 分かってはいるけれど -2020年 4月下旬- 子どもがまだ小さい時 パパちゃんの前立腺の検査で 病院へ一緒に行ったことがある。 出かける準備をしていたら、義母に見つかった。 どこに行くの、と聞かれたので 「父の前立腺の検査の…
正直、話したくなかった。 そっとしておいてほしい。 -20207年 4月下旬- 父の病状のこと 私の退職の事 話した方がいいと、主人に言われた。 もちろん、すぐそばに住む義実家に、だ。 私は何も話したくなかった。 とにかく詮索好きで いつから、どんなふう…
「もう一度元気な体になりたいな」 願うことはそれだけ -2020年4月下旬- 体のきつさは相当で 夜もなかなか寝付けないようだった。 特に肩の痛みがひどい。 先生からは 通常の肩の凝りですよ、と言われたが この痛みが1時間でも取れるなら、 と本人が言うく…
とんとん拍子に退職の日に。 心から、ありがとう。 -2020年 4月下旬- 会社のはからいで あっという間に退職の日を迎えた。 パパちゃんの病状が告げられてからは 引き継ぎが大変にならないよう、調整はしていたので あまりトラブルもなく順調だった。 社長…
よほど帰りたいのだろう 退院日が分からなくなっている -2020年 4月中旬- パパちゃんの退院日が病院からつげられ、 ちょうどその日が私の退職日になった。 良かった。 パパちゃんには面会できないため 毎日電話で話をしている。 2日後には、迎えに行くよと…
違う。 パパちゃんの病気が理由じゃない。 自分の気持ちにはちゃんと向き合わなくちゃ。 -2020年 4月中旬- 色々と悩んで ずっとずっと考えた。 違うな。 パパちゃんが末期で 世話をしなければいけない、というのが 本当の理由ではない。 そこは ごちゃ混ぜに…
3日も会わないなんてことは 初めてだったかもしれない ベッドの上のパパちゃんが 小さく見える -2020年 4月中旬- パパちゃんが帰りたいコールを入れて数時間後 看護師さんからも電話があった。 「本人さんが帰りたいと強く言われてます。 先生とお話しで…
会えないことが 不安をかきたてる -2020年 4月中旬- パパちゃんが入院してから コロナ対策で面会に行けないため 毎日電話を入れていた。 電話口の声は元気そうで、 翌日からお風呂にも入り 入院して少しは安定したかな、と思っていた。 今までは 入院しても…
何でもかんでも 大事にとってある。 私のヤバい成績表まで(;´・ω・) -2020年 4月中旬- パパちゃんが入院中の今 お部屋を少し片付けることにした。 昨年末から調子がわるくなり 布団も敷きっぱなしの毎日になってしまっていた。 お布団はお日様にあてて 部屋は…
何度も何度も 同じことを問う 不安でいっぱいだよね -2020年 4月中旬- 今度入った緩和ケアの病棟は 体調が悪いときにすぐに入院ができる。 また体調が戻れば、自宅に帰れる。 緊急時でも受け入れてもらえるのは パパちゃんにとっても 私たち家族にとっても …
病院なのに 居心地の良い空間 -2020年 4月中旬- 前回、緩和ケアや病院の説明の際 先生からも、病室はとても過ごしやすいからね とは聞いていた。 今までが総合病院での入院経験しかなく しかも 心臓やがん、心不全等の緊急時か手術の時しか 入院はしたことが…
体力の低下 よし、病院へ行こう -2020年 4月中旬- ちょっと話が行ったり来たりになりますが 現在のお話 今日、パパちゃんが緩和ケア病棟に入院した。 本来ならば来週 心臓の経過観察で 総合病院で検査を受けるはずだった でもずっと体調があまりよくなく 検…
癌に対して無知だった でもこんなにアッサリ告知するものなの? -2018年 5月- 検査の後、先生に呼ばれた。 父もいる前で 「胃に腫瘍ができています。そこから出血していますので、輸血を行います」 アッサリ、告げた。 「え・・・それって」と戸惑う私たちに…
「癌」国民の3人に1人 知っていたはずなのに わが身にふりかかってから ようやく自覚する -2018年 5月- 救急外来とはいうものの 待たされるのは仕方がない 分かってはいるものの もやもやしながら父の手を握る 相変わらず氷のように冷たい 父はぐったりと…
昔から心臓は悪かった だから「癌」にはならない バカな思い込み -2018年 5月- 仕事から帰ろうとする私に 長男から電話が。 「お母さん、じいちゃんの様子が変だよ。 早く帰ってきて」 すでに車に乗っていた私は猛スピードで自宅へ。 すると部屋にうずくまる…
ごめんねきっと何か感じていたはず 言い出せずに ガマンをさせてしまった 2018年、春- この頃の私は 長男が高校で不登校になり てんやわんやな毎日を送っていた。また次男は当時中学3年生。バスケをしていて 私も後援会の会長をしていた。最後の中体連に向け…
満開の桜を見上げて 一緒に見れることを 当たり前だとおもっていた -2019年 4月- 我が家から少し離れたところに 公園がある アスレチックの遊具が豊富で 子どもが小さい時はよく行っていた。 駐車場横の広場が、アスレチックの遊具とテニスコート 階段を上る…
頭ではわかっていても口にしたくなかった 2020年 4月- 始めて行った緩和ケアの病院で 「余命3ヶ月」と伝えられた。 その日の夜、父ともう一度話をした。今日行った病院は「緩和ケア」専門だから 癌治療の病院ではないことお薬の投薬もまだ出来るけど 体力の…
「3か月」 その具体的な数字は あまりにも短すぎた -2020年 4月- 父と姉と初めて行った緩和ケアセンター。 コロナの影響で、行く先で検温と消毒は必須。 面会室には担当のドクターと看護師、臨床心理士と呼ばれる方。 終始和やかで、温かい雰囲気に気持ちも…
はじめまして 癌に負けず頑張る父と 私たち家族の日々をつづります。 どうぞよろしくお願いいたします。 -2020年 春- 私には大好きな父がいます。 ずんぐりむっくりで 不思議の国のアリスに出てくる たまご(ハンプティダンプティ)みたいな。 カッコよくは…