癌と共に~フーテンのパパちゃん~

大好きな父が癌になりました。クジラを見に行く日を夢見て。

回想~パパちゃんの願い~

「親は元気で長生きしてほしい

 

「子ども達は仲良くいてほしい」

 

お互いの、切なる願い

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 私たちは3人姉妹だが

性格がそれぞれに極端に違う。

 

長女は基本とてもマジメ。

自分にも、人にも厳しい(;'∀')

行動がオンかオフか極端。

 

次女は感情が豊か。

優しさもMaxだが、怒るとこれまたMax。

でもパパちゃんにはめちゃめちゃ甘い。

 

私はおしゃべりで外面はいい(・∀・)

調べ物や計画を立てるのが得意。

基本ものすごく不器用。

 

3人いるので

それぞれいろんな面が

ちょうどうまい具合にカバーしあえる。

 

私1人ではとてもとてもムリなことも

姉達にお願いして

いつも快く引き受けてもらっていた。

 

パパちゃんは

私達3人の仲が良い事を

いつも喜んでいた。

 

兄弟姉妹仲良く、というのは

カンタンなようで意外に難しい。

 

大人になると、特にいろんな事情が絡んできて

揉めるところも多いからだ。

 

やはり私の周りでも

仲の良さを自慢していた人たちが

親の遺産を巡り、亀裂が入ってえらいこっちゃになっている。

 

このパターンはけっこう多いらしい。

 

お金が絡むと人間はコワイ。

 

常々パパちゃんは

「お前たちが仲がいいのが一番嬉しい」と

良く言っていた。

 

私もそう思う。

 

「大丈夫、もめるようなお金はウチにはない」

そういうと

「確かに」と笑っていた。

 

「遺産もいらんけど、借金も残すな」

 

これは本音だった。

 

後々『なんねこれは⁈』という事態はやめてほしい。

 

パパちゃんは営業は得意だったが

経営は全くもって不得手だった。

自営のため、やりくりで数種類カードも使っていたが

こっちの支払いのためにあっちで借りてと

まさに自転車操業💦

 

自営業の最終期は、もう生活自体がヤバかった(;゚Д゚)

 

私もパートを始めたものの

返済するほどの金銭的な余裕もなく

食材を買ったり、おかずを作って持って行ったりが

精いっぱいだった。

 

もう破産しかないか・・・と話していた時に

カードの過払い金利の返還請求を知った。

 

かと言って弁護士さんなどにはご縁がないため

どこを選べばよいものか。

 

市政だよりに載っていた無料相談などは

市役所公認なので比較的安心と思い 

ダメもとでパパちゃんに行ってもらった。

 

何でもかんでも取ってあるパパちゃんは

カード会社の明細や請求書も

きちんととってあった。

(今は明細類がなくても大丈夫らしい)

 

30分の無料相談でざっと見てくれた弁護士さんが

「これいけますよ」と言ってくれ

藁にもすがる思いで

正式に弁護士事務所に依頼を入れた。

 

今でこそ”着手金無料!”というのを目にするが

当時はまだそれほどメジャーでもなく

費用は必ず発生すると言われた。

 

それでもなんとか減額できれば、という

必死な思いだった。

 

後日パパちゃんから

「助かった・・・(´;ω;`)」と電話が。

 

カードの返済が0になったばかりか

90万近く過払い金が返金になるという。

 

ビックリした。

 

良かった。本当に良かった。

 

そこから手数料が30万ほど引かれた。

それでもいい。

もう支払いで眠れない日々から抜け出せる。

 

同じようにカード返済の多重債務で

苦しんでいる人がもしいたら

弁護士さんへの相談も考えてみてください。

 

ただ「無料相談」をウリにして

その後破産宣告を受けるような事務所もあるので

注意してくださいね。

 

過払い金返還のお金で

個別にお付き合いのあった職人さんや

業者さんへの支払いを全部済ませることができた。

 

これを機に

複数あった銀行の口座も整理してもらった。

 

仕事上でも、もう使うことがないからだ。

それにこっちも把握ができない。

 

地元の銀行2つと郵便局だけにした。

 

「お前には心配ばかりかけて・・・」というパパちゃんに

「まじめに仕事したうえでの借金でしょ。

これがパチンコだの女性関係だの

しょーもない内容なら相手しないよん」

とはよく言った。

 

パパちゃんだから、

なんとかしようという気があったけれど

これが旦那だったら絶対イヤだなと思う(;^ω^)

 

母も相当苦労しただろう。

でもそれも

自分が親になり、やっとわかったことだった。

 

 

今頃は

向こうで仲直りしてくれているかなぁ

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