癌と共に~フーテンのパパちゃん~

大好きな父が癌になりました。クジラを見に行く日を夢見て🌈

胃がん~緩和ケアと在宅医療~

治療に専念したいのに

 

余計な雑音が

多すぎる

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-2020年 3月25日 続きのつづき-

 

それからほどなくして、看護師さんに別室に呼ばれた。

 

病院のソーシャルワーカーという女性の方から

緩和ケアについての説明を受けた。

 

緩和ケア病棟を有する病院は

県内で5か所、市内で10か所。

 

その中で通院するとなると、2か所に絞られる。

 

まずは病院へ事前予約が必要とのこと。

担当の先生と面談をし、それからでないと

診療も入院も受け入れてもらえないらしい。

 

また在宅医療も説明してもらった。

 

医師と看護師が、自宅へ訪問し

定期的に体の状態を確認し、

その状態に応じた治療をしてくれるという。

 

それも事前面談が必要だった。

 

在宅医療は、来てもらえるのでありがたい反面

義実家に知られてしまうのが大きな難点だった。

 

胃がんが転移したことも、話していない。

 

話したところで、どうしようもないし

絶対に知られたくもなかった。

 

義実家は知ったが最後

尋問のように根ほり葉ほり、色んなことを

聞くだろう。

そして親戚や近所に喋りまわる。

「病気になってかわいそう」

「私達心配で仕方ない」

 

だがあの人達に

パパちゃんを心配する、なんて気持ちは

微塵もない。

断言してもいい。

 

ただの興味本位と

自分たちの優位性を確認して、

満足したいだけだから。

 

考えるだけで、ぞっとする。

 

介護保険を受ける際に、

近くの地域包括支援センターから

担当者の方が訪問してくれた際も

 

乗ってきた公用車を見て

すぐバレた。

 

もうその日の夕方には呼び出しを受け

「もう知ってるんだからね」

鼻息荒く、尋問を受けた。

 

介護保険申請するのは、どこか悪いのか

⇒運動不足なので、筋力トレーニングするだけです。

心臓が悪いので、誰かいるところでと思ったので申請しました。

決してどこか悪いわけではありません。

(※胃がんが肺転移してるので、気分転換と体力が落ちないように)

 

どこのリハビリの施設に行くのか

⇒近くになると思いますが、未定です

(※パパちゃん希望のスポーツ施設。だがこれは送迎車で後日バレる)

 

費用はいくらかかるのか

⇒今申請したばかりなので、なんとも

(※費用の一覧はもらっています)

 

介護保険で、他に何かレンタルしたりするのか

⇒今のところ、その予定はありません

 

私は義実家の前では、うそを平気でつく。

二重人格と言ってもいい。

別人になり切る。

 

 

そうしないと

やっていけなかった

 

 

介護保険申請だけで、これらの状態だから

在宅診療なんか受けた日には

大騒ぎ確定だ。

 

パパちゃんも分かっているから

「在宅は、ね・・・。病院に行く方がいいな」

と乗り気ではなかった。

 

私も、訪問診療は

病院名の入った車で、

白衣の医者とナース姿の看護師さんが

来るものだとばかり、思っていた。

 

まずこれが大間違いだった。

 

実際は、普通の軽自動車で来られる。

しかも先生も看護師さんも

普通の恰好。

 

どこもそうなのかは、分からないが。

 

一見、病院の人達とは、分かりにくい。

 

知っていれば。

 

でも

その時の私は、

【義実家にバレないように】

というアホ極まりない事だけが

頭の中をぐるぐるしていた。

 

その場では、とりあえず緩和ケア病棟のある

病院へ予約を入れてもらうことに。

 

家から近い所が2か所あった。

 

お休みの都合上、ムリを言って

時間をずらして同日でお願いした。

 

そしてもう一つ。

 

もし、ないとは思うが万が一

今後また腫瘍内科を受診するようなことがあれば

違う先生にお願いします、と伝えた。

 

もう2度と、顔も見たくない。

 

もう来なくて、結果オーライだ

こんちくしょう。

 

でも、本当にこれでいいのか。

 

抗がん剤治療を、諦めるしかないのか。

 

モヤモヤした思いの中で

セカンドオピニオンの事を考えていた。

 

 

 

 

 

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履きやすく、軽いので

ずっとこればっかりでした😊

 

 

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