これまでの道のりを悔やむよりも
これからの未来を考えよう
パパちゃんにとっての最善の道を
-2020年 卯月-
セカンドオピニオンを受け
緩和ケアの説明を受けてから
詳細を長女にも連絡した。
病院については悩みどころでもあったが
スタッフをはじめ、説明してくださった担当医が良かったこと
それにお会いはしていないが
また数年前に、心不全センターも新しく出来ていたので
心臓の非常時にも対応してもらえる安心感もあった。
そんなこんなと
家族用の宿泊部屋もあることから
2番目の病院に決めることにした。
パパちゃんは、その日はあちこち連れまわしたので、
かなり疲れていたのだろう
夕飯に大好物のエビを出すと喜んで完食した後
早々に寝ていた。
翌日。
仕事から帰ってみるとニコニコ顔のパパちゃん。
「近所をずっと散歩してきた!!!」
はいぃ( ゚Д゚)???
なんと気分がいいからと
一人でかなりお散歩をしてきたらしい。
昨日までろくに歩けなかったのに💦
おいおい大丈夫か・・・と一瞬ヒヤッとしたが
当の本人はかなりゴキゲンな様子。
抗がん剤治療をSTOPすると一時的に調子が良くなるらしい。
それにしても極端すぎる(笑)
だが抗がん剤の治療をもうしなくてよい、
というのは
パパちゃんにとっては
何より嬉しい事だったのだ。
私たちが考えている以上に
抗がん剤を止めるタイミングについては
個々人差で色々あるのだろうが
高齢者の場合は、通常の生活を送ることが
難しくなるフレイル(虚弱)が一つの目安だと
感じた。
元気と病気の中間
[元気でなくなる]移行期の状態
元気にお散歩に行ったパパちゃんは
翌日疲れたと起きれなかった。
『まったくもう無理するからヽ(`Д´)ノ』
と思わないでもないが
なんとか元気になりたいとの
パパちゃんなりの考えだったのだろう
運動しないと、や
頑張って食べないと、など
本人を思っての言葉が
かえって追い詰めることにもなる
グーグルさんにあれこれ聞きながら
終末期への対応を
少しづつ考える時間が増えていった