癌と共に~フーテンのパパちゃん~

大好きな父が癌になりました。クジラを見に行く日を夢見て🌈

胃がんからの在宅医療~お金と保険~

万が一に備える”保険”

 

過剰なものはいらないけれど

やっぱりあると安心感は違う

f:id:hikaru-ko:20201027050713j:plain

あとこの日にしたことは、お金の工面。

 

在宅医療に、これからのことに

どれくらいかかるのか正直分からなかった。

 

義実家とトラブるのは必然。

通常の口座から一時的にでも引き出すのは

恐らく主人もいい顔をしない。

 

自分の独身時代から積み立ててきた保険を使うことにした。

 

メチャクチャ健康体な私。

出産直前の切迫早産の時に入院したくらい。

 

メットライフ生命に加入していたが

外貨運用だったので、近年は積み立てもで来ていた。

 

担当者に連絡を入れたところ、やはり利率がとても高いので

残しておいた方が良いとのこと。

大至急借り入れの書類を送ってもらうことにした。

 

少し安心した。

やはりお財布が心もとないと

全てに不安になってしまう。

 

この方には独身時代から世話になっていて

次女の友人でもある。

いざという時にすぐ動いてくださるので

助かっていた(;^ω^)

 

そういや結婚後、名義変更や受取人変更の手続きのため

家へ来てもらったことがあった。

その時から我が家をウロウロしていた義母。

保険の担当者が男性とみるや否やギラギラ👀

(※けっこうイケメンです)

スゴイ顔で廊下から手続きの一部始終を監視して

担当者が帰るまで、自分も帰らず見張っていた。

 

なんの心配だよ・・・(笑)

 

さてさて、書類はこのあとすぐに届き

割合まとまった額をとりあえず借り入れた。

借り入れたということは借金だ。

そこは忘れないようにしないと。

だがおりしもコロナのため

利息はかからない時期であったことを、後から知った。

 

また全国民にコロナの一律給付金も出た時で

パパちゃんにも給付があったのは有難かった。

 

 

一段落したところで、長女がお昼を近くのコンビニまで

買いに行ってくれた。

本当に助かる。もう頭が働かない💦

従兄も一緒に少し遅めのお昼ご飯をとった。

 

長女も早めに来たものの、こんなに一気に悪化したのは

想定外だったようで。

帰るタイミングを計りかねていた。

 

私は刻々と変わりゆくパパちゃんの容体を見ながら

これからの事

義実家対応のことで頭がいっぱいだった。

 

 

お金の手配、よし

介護ベッド、よし

在宅医療、よし

介護保険手続き、よし

 

あと遠方は関東に住む叔父(パパちゃんのお兄さん)と

中部地方に住む従妹。

従妹には「ヤバイかも」という連絡を入れていた。

「週末に休みを取ったから、それまで頑張って」と返事が来た。

叔父は高齢な事、またコロナで制限のある関東のため

来ることはできなかった。

どんなに会いたかっただろう

 

そうこうしてる間に、次女家族が来た。

顔を見て連絡してなかったことに気づき

血の気が引いていった。

ヤバイ

一番連絡しないといけんのに

ほぼ毎日来ていたので、すっかり失念していた

 

「忙しい」は言い訳にならない

 

だが次女は私を責めることもなく、

「パパちゃん~来たよ~」と声をかけ

それからずっと体をマッサージしていた。

 

本当に本当にごめん

 

そうしていたら従兄の弟、到着。

 

もうみんな10年以上会っていない。

本当に久々の再会だった。

 

「兄ちゃん~!!!」

会ってびっくり

随分と薄毛になっていた( ゚Д゚)

 

こんな状況なのに

あまりの変わりように一同騒然となった(笑)

 

とってもイケメンだった従兄・弟は

次女の超お気に入りのお兄ちゃんだった。

 

従兄・兄と同じく

とにかく優しい

穏やか

ふんわりふんわりした温かな人柄だ。

 

そのイケメン弟が

ハゲたおっさんになっている・・・

衝撃的過ぎた。

 

でも仕事場からそのまま駆け付けた格好をしていて

その一生懸命さが

変わらない優しさを表していた。

 

 

『おっちゃーん、聞こえるね。遅くなってごめんねぇ』

亡くなった叔母によく似た

ゆっくりした柔らかい物腰。

 

もう、パパちゃんは話せなかった。

 

「起きて起きて」と必死に起こすのだが

うっすらと目はあけるものの

すぐにつむってしまう💦

 

しばらく声をかけ続けたが

以前パパちゃんは眠り姫だった。

 

会話をさせてあげられなかった

それだけが残念だった。

 

でも、会いに来てくれた。

 

何時間も車を走らせ、駆け付けてくれた従兄には

心から感謝した。

 

最後に従兄二人が帰る際に

「おっちゃん、ありがとうね」とささやいていた。

 

こちらこそ、ありがとう

なんもできんで、わるかったな

 

パパちゃんなら、きっと言っていただろう

 

そして私はまだ

パパちゃんに

『ありがとう』と伝えていないことに

この時、気づいた。