何度目の介護認定だろう
元気が良すぎて通らなかったっけ
ずっと昔のよう
-12時半-
息つく間もなくやってきたのは介護認定のメンバー。
地域でいつもお世話になっているケアマネジャーさんと
調査員の女性の方、そしてソーシャルワーカーさん。
今パパちゃんは《要支援1》
体力はとても低下していたが、いつも面談の時に冗談ばっかり言うので
「まだまだ元気」と認定が下りなかった💧
ケアマネジャーさんは男性の方だが、
いつも笑顔でとても優しい。
なかなか要領を得ないパパちゃんの話にも
うんうん、と気長に付き合ってくださる方だ。
もう、数年のお付き合いをさせてもらっていた。
私が仕事の時は、携帯へ連絡をマメに入れてくれたり
「お父さんのところへ行ってきますね♬」と足を運んでくださったり。
もうこの時パパちゃんは、
お薬を増量したこともあり、呼び掛けても
うっすらと目は開けても、すぐ眠ってしまう状態だった。
ずっと見てきただけに
パパちゃんの変わりように、とてもショックを受けていた。
泣きそうな顔で私の方を振り返り、
私が笑ってうなずくと、気を取り直すかのように
「こんにちは!来ましたよ~」と声をかけていた。
ありがとう
来てくれて本当にありがとう
今回の訪問調査は、介護保険の区分変更にあたる。
調査員さんはもちろん初めて。
もうほとんど眠って意識が遠のいているパパちゃんに
質問を繰り返していた。
①身体機能・起居動作
②生活機能
③認知機能
④精神・行動障害
上記の質問をされるのだが、
もうパパちゃんは起きて答えられるような状態ではなかった。
ルールとして、質問しなくてはいけないのは分かる。
でもこの調査員さん、慣れていないのか
けっこう粘り、質問を延々と繰り返す。
だんだんとイライラしてきた。
さすがに何回も
「腕、上げてくださ-い」
「上がりますか-」
「腕です、腕ですよ-」
と言い続けるのに
「いや、無理でしょ。見たら分かりますよね?」と言ってしまい
調査員さんが「えっ・・・でも・・・」とうろたえていた。
私のピリピリした雰囲気が伝わったのか、
同席していたケアマネジャーさんも
「いいです。ご本人きついから、もう進めてください」と言われた。
そこからは、一応質問しては私に
「出来ませんね」と確認しながら全項目進み、
どうにかこうにか終わった。
一通り終わると、そそくさと挨拶をして帰られた後
今度はソーシャルワーカーさんの紹介と説明。
今までのケアマネジャーさんは《要支援》の時の担当。
《要介護》になるとソーシャルワーカーさんに担当が変わるらしい。
女性の方で、挨拶とパパちゃんの状況を確認してから
《介護保険》について一通り説明された。
また認定が下りるまでに、少し時間がかかってしまうこと。
すでに手配済のベッドは、前後するけれど
介護保険の適用になるとのことだった。
すぐに介護ベッドを手配して頂いたお礼を伝えると
「こんなことぐらいしかできなくて・・・」と
ケアマネジャーさんが言葉を詰まらせていた。
その気持ちだけで、充分です。
よかったね、パパちゃん。
お気に入りのお兄ちゃんに会えたよ。
これで介護保険の方もOKだ。