癌と共に~フーテンのパパちゃん~

大好きな父が癌になりました。クジラを見に行く日を夢見て🌈

胃がん~心臓、いきまーす~

家族そろってのお正月

 

何よりの幸せ

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-2020年 睦月-

年末に緊急入院した心臓の方は

後日担当の女医さんより連絡があり

1月末にクリップ手術ができることになった。

 

本当に感謝しかない。

 

癌が再発していることを考えれば

救急担当だったドクターの言う通り

手術しないという見方もあるだろう。

 

でも癌と闘うためにも

せめて心臓の方は万全にしておきたかった。

 

そしてその気持ちを

担当の女医先生が分かってくれて

医局内での手術審議の際、

手術をする方向で話を勧めてくれたようだった。

 

まずは一安心・・・だが

とにかくそれまでは体調の方を

できるだけ整えておかないといけない。

 

万が一、再度心不全を起こせば

手術が延期になってしまう。

 

ムリをさせないよう

インフルエンザも怖いため

外出も極力避け

リハビリも大事を取ってお休みしていた。

 

パパちゃんも気分は良いらしく

大好きなお餅をいつも2個は

ペロッと食べていた。

 

ひっかけやしないか

こちらはいつもヒヤヒヤ。

 

一人の時は食べさせないようにしていた。

 

1月15日 事前検査。

経過は順調とのこと。

 

だが夜間ずっと息苦しいのは変わらず。

横になると心臓に負荷がかかるため、

仕方がないとのことだった。

 

なんとか、手術までもってくれることを

ひたすら願った。

 

年末からは

パパちゃんの和室の横のリビングに

簡易布団を敷いて寝るようにしていた。

 

いざっていう時に

2階では分からない。

 

夜、たまに飲むビールもやめた。

 

別に苦でもなかったし

最初こそ身体が痛かったが

そのうち慣れるようになった。

 

またずっと訴えていた左肩の痛み。

 

夜間は冷湿布で

朝からは姉が用意してくれた温湿布と

使い分けるようにしたら

だいぶ調子が良くなっていた。

 

入院前夜、昨年行った沖縄に

恩返しの意味も込めて

ふるさと納税で注文していた

【活きエビ】が届いた。

 

楽しみにしていたが

本当に活きが良すぎて

おがくずと一緒に暴れまわり

キッチンが大惨事となった・・・

子ども達と主人は生で食べて

「うまい~!甘い~!」

感激していたが、

想像していたよりも感触がものすごく

私はリタイアした・・・

 

だって口の中でビチビチするんだもん( ノД`)

 

同じく刺身は苦手なパパちゃんに

焼いてあげると

喜んで食べてくれた♬

 

大好きなエビと

次男が作ってくれた手羽餃子で

元気チャージ!!!

 

手術前日、執刀医の先生も

時間をかけて丁寧に説明をしてくださった。

万全の態勢で臨んだ

心臓のクリップ手術は無事成功し

予定よりも早い時間で

パパちゃん帰還。

 

先生、本当にありがとう。

 

パパちゃん、がんばったね。

 

 

 
 
 

胃がん~パパちゃんとカウントダウン~

令和のカウントダウン

 

パパちゃんとの

最期のお正月

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-2019年 大晦日-

 

満身創痍で迎えた大晦日

 

今日は仕事も15時までにしてもらった。

 

もう限界。ほんと限界。

 

1日前に退院したパパちゃんが

待つ我が家へと猛ダッシュで帰る。

 

例年我が家は、義実家へ年末の挨拶に行くのが習わし。

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 この日主人は夜勤で不在。

子ども達と先に挨拶だけは済ませてもらった。

 

ものすごくイヤそうなパパちゃんを

「家に上がらなくていいから」

「今日行けば正月はパスしていいから」

となんとかなだめ義実家へ。

 

ここ数日パパちゃんが入院していたのは

恐らくバレているだろうと予測し

先手で体調が万全でないことを伝えた。

 

すると

「入院していたの?知らなかったわ!!!」

 

あちゃ~失敗💦

それでもめげずに

「ええ。退院したばっかりなので、あまり無理もできないので。

今日はすみませんが、玄関先で失礼します。

お正月も無理させたくないので、新年会は欠席でお願いします」

すると

「ムリして来なくてもいいのに。
バカじゃないのー」

 

・・・それは思いやっての言葉なんだよねえ???

 思いもよらぬジャブを受けながらも

平静さを保ちつつ

「じゃ、そういうことで。

良いお年をお迎えください」

 

とっとと義実家を後にした。

天罰くだれ(# ゚Д゚)

 

般若のようになる私の横で

「これで正月行かなくていいんだよな。

お前よくやったよ。助かった-」

と安堵の表情のパパちゃん。

 

くうぅ

不出来な娘で申し訳ない。

 

気を取り直し

明日姉の家で新年会となったため

一足早く子ども達だけ連れていくことに。

 

パパちゃんも連れて行く案も出たが

自分のとこが

ゆっくり休めるだろうということで

今回はパス。

 

子ども達だけ送り、帰りにちょっと奮発して

鰻やらの入ったお弁当を買って帰った。

 

お風呂も済ませ

紅白を見ながら二人でゆっくり夕食タイム。

 

毎年主人の義兄がなぜか大晦日の晩に

飲みにやってくる。

こっちはヘトヘトだというのに。

なのでゆっくりできない。

 

パパちゃんも気を使って部屋から出てこず

一人過ごすのが通年だった。

 

そんなパパちゃんと二人で

ゆっくり年越しなんて

独身以来だ!

 

めちゃめちゃ楽しかった。

 

普段は見ない紅白を見て

「あれは誰だ」「これは知ってる」とか

ワイワイ言いながら

ジャニーズのライブも一緒に見てるうちに

あっという間に12時になった。

 

3、2、1・・・明けましておめでとう~!!!

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「おめでとう。心配ばっかりかけるなぁ。

一つ、ヨロシク」

「おめでとう。正月明けたら(たぶん)仕事おちつくからね。

そしたらゆっくりどっか行こう」

 

翌日は姉の家に行き、一緒に新年の挨拶も廻った。

 

私は結婚してから、一度も行けなかったが

この時初めて行くことができた。

 

パパちゃんとの年越し

新年のご挨拶詣で

 

結婚してから1度もできなかったことが

できる嬉しさに

テンションが上がりながらも

 

なぜか

湧いてきた不安な気持ちと

いやな予感を

考えないようにした。

 

 

胃がん~病院で迎えるクリスマス~

残業の日々

眠れないパパちゃん

学校へ行かない長男

 

きっつ―(;´・ω・)

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-2019年 師走-

 

私達が住むこの地域では

この忙しい時期、収穫祭が催される。

 

公民館で炊き出しやら料理やらを

当番でするお役目がある。

 

もう農家1本の時代ではない。

今は皆ほぼ会社勤めではないか。 

時代はもう《令和》やぞ

 

強行突破のように催されるこの収穫祭のため

年々離脱者が絶えない。

 

しかも収穫祭の責任者を決めるたびに

もう大モメとなる。

 

アホらしい。

 

12月に入りこの収穫祭で土日がまるまる潰れた。

 

そして会社は休憩なしのフル残業期に突入。

(だが休憩時間は自動的に60分取ったかのように

コンピューターで補正される地獄)

それでも12月の残業時間は70時間を超えた。

 

そしてボーナスは1円も出らず。

 

いやいやいやいや

ブラックじゃないね

暗黒企業だよ

 

そして高校3年の長男は学校へ行かず。

おーい

進路どないするん(;・∀・)

 

+αパパちゃんの具合がどうもよろしくない。

 

だが毎日フラフラの私を心配してか

だいぶ我慢していたのだろう。

 

また私も

パパちゃんを気がける余裕を失っていた。

 

1週間なんとか持ちこたえ、やっと迎えた週末。

 

もうすぐクリスマス🎄と

世の中が浮かれ始めだした金曜日の夜中

遅めの風呂から上がると、

パパちゃんから呼ばれた。

 

『ちょっと・・・心臓が苦しい』

んんん???

「え、マジ?救急で病院行こうか」

『いや、大丈夫だけど一応言っとこうかと思って』

「大丈夫て・・・・明日朝からでもいいような感じ?」

『ウーン・・・なんか目つぶったら、

そのまま逝っちゃいそうな感じ?

全然ダメなやつじゃん!!!

 

大慌てで病院へ電話を入れ、

とりあえずの入院セットをバックにぶち込み

主人には一応事情を説明し、

パパちゃんを連れて真夜中緊急病院へ。

 

そういや少し前から

よく夜中息苦しいって言ってたもんな・・・

 

年末でも関係なく、救急指定病院は大混雑で。

かなりの間待たされ、ようやく検査室へ。

 

そこで少し気が抜けたのと、

1週間の疲れがどっと出て

看護師さんに呼ばれているのにも気づかず爆睡。

肩をゆすられようやく起きるワタシ(;'∀')

 

やはり心不全を起こしているらしく、

そのまま入院となってしまった。

 

ごめんパパちゃん

ずっとガマンしてたんだよね・・・

 

以前先生に診てもらった

【僧帽弁閉鎖不全症】が原因らしい。

 

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 薬では、抑えられなかったということになる。

 

救急の先生に、クリップでのカテーテル手術を聞くと

胃がんの肺転移でしょ。

しても意味ないから、多分手術できないよ」

とこの上ない冷たい所見を言われた。

 

こんな医者と問答しても仕方ない。

 

担当の女医さんに相談しよう。

 

もう明け方近かったので

ここでようやく姉達へ連絡を入れ

一旦パパちゃんと病室へ移動。

 

年末そして救急だったため

相部屋が空いておらず個室に入ることになった。

 

1泊8,000円なり。

お高い(´;ω;`)

 

そして帰りが遅く食事の支度ができないこともあり

パパちゃんは年末までここで過ごすことになった。

 

残業だから病院に入るのって、

なんかオカシイ・・・・・

 

この頃から会社への不信感もMaxになっていった

 

 

 

 

この忙しい時期にお世話になっていたのが

宅配の食材。けっこう美味しい!

次男が作ってくれていました♬

初盆~サヨナラ、またね~

あっという間に過ぎたお盆の日々

 

少しはゆっくりできただろうか

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-2020年 8月16日-

 

無事パパちゃんの初盆も終わった。

 

地域によって違うのだろうが

ご先祖様が出発するのは

15日か16日らしい。

 

皆と夕ご飯を食べて

それから向こうの世へ帰っていく。

 

次女が少しでもこっちに居てもらおうよ、

というので

16日の夜に送り火を焚くことにした。

 

久々の家は寛げただろうか。

 

大好きなものは喜んでくれただろうか。

 

49日忌を目安に

色々なパパちゃんのものは片付けてはいた。

 

あまり故人のものを残しすぎても

本人の気持ちが残りすぎてしまうので

あまりよくないらしい。

 

それでも

パパちゃんの下着などは

帰ってきた時用に

ひとそろえだけ残しておいた。

 

パパちゃんは

とてもとても

ちんちくりんだ。

 

身長は低いのだが、首回りとかは太い。

でも手足が短い。

不思議の国のアリスでいう

ハンプティダンプティ(たまごの)みたい。

 

なのでサイズの合う服がなかなかなく

探すのにいつも苦労した。

 

こんなちんちくりんのパパちゃんだが

声だけはめっちゃ渋い。

 

カッコいいのだ。

 

なので

初めに声だけ聴いて

実際会うと

「あれっ・・・えーと・・・」

となるらしい(笑)

 

ただ恵比寿さんのようにも見えるので

警戒心を持たせない。

 

主人の親戚の人達からは

「仏さんのようだ」と

良く言われた。

 

決して怒らないパパちゃんは

大抵のワガママは聞いてくれた。

 

私が小学生くらいの時は

もう姉達が中高生ということもあり

家に遊び相手がいなかった。

 

パパちゃんがいつも遊び相手だった。

 

夏休み、毎週土曜日は

夜市に行った。

かき氷を食べ、ヨーヨーを釣っては遊ぶ私を

ニコニコしながら連れて回ってくれた。

 

動物園にも、毎週のように行っていた。

私はもっぱら

敷地内にある乗り物が目当てだったのだが。

 

デパートや、買い物に行った覚えはない。

 

当時みんなが持っていた

お人形のセットや、ゲームなども

いいなぁとは思うが

我が家は買えないしな、という

子どもなりのあきらめもあったのだと思う。

 

それでも

パパちゃんに連れて行ってもらったいろんな風景は

今でも私の心の中に残っている。

 

家族で行った

山や川も

車の中に布団を敷いて寝ながら行ったことも

海辺で姉達とした花火も

 

全部全部

大切な思い出だ。

 

 

今は身軽になった身体で

あちこちに釣りに行っているのだろうか

 

そんなことを思いながら

姉と子ども達と

玄関先で送り火をともした。

 

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またね、パパちゃん。

 

寄り道しちゃ、だめよ(*´ω`*)

 

初盆~パパちゃん、お帰りなさい~

ご先祖様も

あまりの暑さにビックリだろう

 

いつも下着にステテコ姿だった

パパちゃんを思い出す

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-2020年 8月15日-

姉達の休みの都合もあり

パパちゃんの初盆はこの日にすることに。

 

朝、新聞配達に行く次男を見届けた後

煮しめ(今回はちゃんと手作り)と

冷や汁(パパちゃん大好物)

白玉入りのフルーツポンチ

を作った。

 

冷や汁は母の郷土料理で

我が家では夏の定番だった。

本当は魚で出汁を取るらしいのだが

父が魚がキライなのもあってか

出汁は普通の味噌汁を少し濃いめにしたもの。

きゅうりを薄くスライスしたもの

ミョウガシソの葉を刻んだものを入れ

ゴマをトッピング。

 

暑くて食欲がないときも

これならサラサラといけるので

とてもオススメ。

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こないだはKALDIでも見かけて

思わず買ってしまった(;^ω^)


 

そうこうしてるうちに

姉達が到着。

 

久々のパパとの再会。

 

姉達へパパちゃんの分骨を準備していた。

波佐見焼の陶器に入れて、色違いを2つ。

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手元にあると、寂しくないもんね。

 

二人とも喜んでくれた♬

 

 

うちはお坊さんは呼ばない。

なぜなら私も姉達も読経ができるから。

 

11時前に義両親も来た。

 

でも義父は

仏さまの前にも盆棚の前にも

座りもしなければ、お線香も上げない。

それどころか足が痛いから無理と言って

一人だけ椅子に座る。

 

よそのおうちでは

ちゃんと正座してますけどねぇ・・・

 

パパちゃんより目線が下がるのが嫌なのか

頭を下げるのが嫌なのか

一度も手を合わせることも

お参りすることもなかった。

 

常に上から目線。

 

父が危篤の時でさえ

傲慢な目つきで見下ろしていた義父を

私は一生忘れはしない。

 

はっ

いかんいかん

 

パパちゃんが心配してしまう💦

 

慌てて気を取り直し

清々しい気持ちで(たぶん)

読経を上げた。

 

10分で終了。

 

早っ(笑)

 

 

だってね

【密】は避けねば。

 

義父母とは永遠に

ソーシャルディスタンスで構わないが。

 

 

パパちゃん逝去後、

義父母は命日になるときっちり我が家へ来る。

 

周りに「お参りに行っている」と言うため。

 

来てもお線香すら上げない。

そして200円お賽銭を置きながら

新しくご仏前で頂いた品をチェックする。

 

「あれは誰から?」だの

「いつ家に来たの?」

「送ってきたのはいつ?」

・・・関係ないよね・・・

 

※病院の先生からもお悔やみがきていたことに

「なんで⁉どうして⁉」と憤慨していた。

答え:パパちゃんの人徳です

 

そして何か食べないと、帰ってくれない。

 

最初の頃はあまりに失礼なので

知らん顔していたが

どうも主人に文句を言ったみたいで

普段動かない主人がせこせこ

お茶を出したりお菓子を出したりするように。

 

なんなんだよもう・・・

 

おまけに初盆前には

「提灯代のお返しは準備してる?」

ときた。

「もう頼んであります」というと

「ならいい」と安心していた。

 

もう、なんというか

 

理解不能

 

パパちゃんの少し前に

同じく病気で他界した叔母がいた。

そこはまだ叔父が健在なのと

義父と直系の兄妹なので

法事の度に一族が

わらわらとすごい数集まっている。

 

数日前に初盆をされていたが、

さすがに会食は控えられて、

お弁当を持ち帰りでご用意されていた。

 

義両親はそれにさえも

「食べるもん、なんにもない弁当だった」

とか平気で言う。

 

少し離れた場所にある事、

またこの猛暑を考えられて

通常お刺身や生ものは避けるだろう。

 

そんな気遣いも分からない。

いやそもそも

文句を言うとかありえない。

 

そして我が家へ

「持ち帰りの弁当はやっぱり寿司がいい」

とか言い出した。

 

「もう頼んであるんで」と

サラッと流した。

 

この日のお弁当は

家の近くで長年レストランをされているところに

お願いしていた。

 

マスターがパパちゃんとも友人でもあり

今でもお付き合いをさせてもらっている。

 

一度お願いしたお弁当が本当に美味しくて。

ハマった長女からのリクエストでもあった。

 

忙しいお盆の時期だが

「ぜひうちで準備させてください」と言っていただき

その際義父母の分だけ

お魚メインで作ってもらうよう、ムリを言っていた。

 

読経が終わった後

白玉入りのフルーツポンチを出しながら

長女にその場をお願いして、

次女とお弁当を取りに行った。

 

お店の中は配達の予約の弁当や鉢盛りで

てんやわんやの状態。

 

それでも「待って、お父さんにお手紙書くから」と

マスターがさらさらと何か書いてくれた。

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こういう優しさは

本当に胸にしみる。

 

たくさんの人に

パパちゃんが愛されていたんだなぁと

改めて、思う。

 

「嬉しいね、泣けてくるね」と

次女と言いながら家に帰り

「お待たせしました!

マスターがね、書いてくれたんだよ」と

見せると、みんな「おお~っ!!!」と絶賛。

 

そんな中、チラッとみた義母が

「ふーん」とだけ一言。

 

もういい。

この人たちは異星人だから

 

用意していた提灯代のお返し

(木箱に入った素麺にしました)

を渡すと上機嫌。

 

「あらぁ~いいのにぃ」って

督促しとったやないかい(# ゚Д゚)

 

弁当と素麺を持たせ

「コロナだから」「密だから」と

早々にお引き取り願いました。

 

こういう人達って

長生きするんだろうなぁ(-_-;)

 

まだまだ修行が足りない私は

時折邪気が混じりながらも

なんとか初盆も無事迎えられたことに

心から感謝した。

 

お弁当も美味しく頂きました~(*‘∀‘)

初盆~パパちゃん、召喚~

 

いでよ、パパちゃん!!!

 

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-2020年 8月13日-

 

待ちに待った初盆。

 

ようやっとパパちゃんが帰ってくる。

 

きっと数日前から

あの世であれこれ準備して

またバックの中にバックを入れて

てんやわんやしていただろう(笑)

 

こちらも精霊棚を

グーグルさんに何度も相談して

 

回転灯付きの提灯1対

家紋入りのLEDライト

鬼灯(ほおずき)の入ったお花一式(100均だけどね)

お野菜の盛り合わせと果物の盛り合わせ

パパちゃんが好きだったお菓子の盛り合わせ

コーラ(パパちゃんお酒飲めません)

精霊牛馬のなすきゅうり

お悔やみで頂いたお線香と絵ろうそく

お団子のろうそくに

LEDがついた蓮のろうそくと

ボトルフラワーのお花

 

これらを本来はまこも?と呼ばれる

ゴザに載せるらしいのだが

サイズが合わなかったので

夏らしく竹ゴザの上にスタンバイ

(これも100均でーす)

 

 

 

現在プーな私は、ちょうど今日が

ハローワークの失業認定日のため

朝イチで出頭しに行った。

 

帰りにパパちゃんにアサリ汁を作ろうと

お店に寄ったが、アサリがない・・・

 

と思ったら

マジャク発見👀👀👀

 

やったね\(^_^)/

 

早速2パック購入。

 

パパちゃんの大好きな漬物も

山ほど買った。

 

 

本当は昨日お仏壇を掃除するはずが

朝から1日、主人の親戚廻りだったためできず。

 

せっせとお仏壇にワックスもかけ

飾りつけもばっちり!

 

あああもう時間がナイ💦

 

もう煮物はサボろう。

ごめんなさいパパちゃん( TДT)~

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・・・セブンさんありがとう・・・

 

さてもう夕方だ。

パパちゃんの迎え火を焚かねば。

 

みんな仕事のため

次男と玄関先で準備。

 

これまた

焙烙(ほうろく)代わりの

アウトドアの入れ物に

新聞紙を丸めて入れ

せっせとオガラを組み立てる。

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着火!!!

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「パパちゃん帰っておいで-!!!」

「いでよ、じっちゃん!!!」

 

 

しばらく二人で

モクモクと上がる煙を眺めていた。

 

見えたかな。

見えてるよね。

 

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鎮火。

 

今日はね、パパちゃんの大好きな

マジャクだよ。

エビも大きいのを焼いたよ。

漬物もたくさんあるよ。

(あまりの多さに別の机にてご用意)

 

f:id:hikaru-ko:20200819065731j:plain LEDがまばゆーい!

 

【クラブ パパちゃん】

開店です(笑)

初盆~お花に囲まれて~

パパちゃんは

桜、紫陽花、ツツジ朝顔がお気に入り

 

自然でそのままの姿が

見ていて嬉しいらしい

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-2020年 文月-

パパちゃんの逝去後は

お花を欠かさず生けていた。

 

がこの暑さと部屋の乾燥。

段々と日持ちがしなくなってきた。

 

加えて

なんだかな、お花が値上がりしてきた💦

 

う-ん。

 

何もないのは寂しいし。

 

かと言って

ハ-バリウムだけもなぁ。

 

パパちゃん御用達のダイソーでも

割とキレイなお花を扱っていた。

 

今ドキの100均はあなどれない。

 

明るめの仏花をいくつか、選んだ。 

 

また、あれこれ探してみると

プリザーブドフラワー》というものが

人気のようだ。

プリザーブドフラワー」とは、

生花から水分を抜き、代りに保存液を吸わせ

みずみずしい質感のまま保存できるよう、

加工したお花』らしい。

 

工程上、水分を抜く際にいったん色がぬけてしまい、

着色液で新たに色付けするので

鮮やかな色彩で残せることと

存在しない色合いが創れたりするようだ。

 

花屋さんでも探すと

プリザーブドフラワーは大体どこにも

置いてあり、どれも可愛かった。

 

パパちゃんは、自生している草花が好きだった。

 

自然が好き、と言った方がよいのか。

 

切り花はなんだかかわいそう、

とよく言っていた。

 

ううむ。

かと言って

庭は義親に占拠されているので

私は花1本好きに植えられない。

 

子どもが小さい時、

誕生記念で植えたバラも

一緒に球根から植えたチューリップも

無残に引っこ抜かれてから

一切植えるのを止めた。

 

パパちゃんと昔、一緒に住んでいるときは

よくすだれに朝顔のツタを絡ませ

咲き誇るのを嬉しそうに眺めていた。

 

もっと、こう

なんか自然なのがいいなぁ

 

すると

《ボトルフラワー》というものを見つけた。

『ボトルフラワーとは、生花を乾燥させた

いわゆるドライフラワ-。

乾燥剤を使って強制的に乾燥させるので、

より生花に近い色が残る』ものらしい。

 

自然な生花のまま、ということ

また色々見た中で、

この商品は蘭を中心に取り扱っていて

胡蝶蘭や、デンファレ

カトレアが入っていると聞き心が動いた。

 

パパちゃんが自営で仕事をしていた時の

屋号が【カトレア】だった。

 

母がつけた名前と聞いている。

そして、大変だったけれど

パパちゃんにとっては

一番楽しい頃の思い出が詰まっている。

 

これにしよう。

 

パパちゃんの思い出に残る花ならば

切り花でも喜んでくれるだろう。

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上の部分に、文字を彫刻することもできたが

せっかくのお花が見えにくくなるのでやめた。

 

優しい色合いのお花が

またパパちゃんの周りを

明るくしてくれる。

 

 

それにもうお花を買いに行く

手間も要らないのは、

正直ラクでもある(笑)

 

1年じゅう、お花が眺められるね。